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汚れたものも気にせず運べる! 荷室容量爆上げ! でもいま流行の「ヒッチキャリア」は一歩間違えると違法の可能性アリ!! (2/2ページ)

汚れたものも気にせず運べる! 荷室容量爆上げ! でもいま流行の「ヒッチキャリア」は一歩間違えると違法の可能性アリ!!

この記事をまとめると

■クルマのヒッチメンバーに取り付けるヒッチキャリアには関連する法律がある

■ヒッチキャリアの長さはクルマの全長の10%以内であるべきかどうかが議論される

■ヒッチキャリアでナンバープレートや灯火類が見えなくなる場合は交通違反となる

アウトドアに便利なヒッチキャリアに関する法律

 キャンプや屋外のアクティビティを楽しむときに役立つヒッチキャリア。しかし、取り付け方や使い方などを間違えると交通違反となり、取り締まりの対象になる可能性があります。今回は、ヒッチキャリアを取り付けたり使用したりする際に気をつけるべきポイントを解説します。

ヒッチキャリアがあると便利だが取り付け方法などには注意が必要

 ヒッチキャリアは、キャンプ用品や濡れた物・汚れた物などを積載するときに便利なアイテムです。

 アウトドアアクティビティで役立つヒッチキャリアですが、取り付け方法や使用方法などを間違えると交通違反となる可能性があります。交通違反をしていれば、当然のことながら取り締まりの対象となるため、ヒッチキャリアを使用する際は基本的な交通ルールを理解したうえで使わなければなりません。

 では、法律にはどのように定められているのでしょうか。

ヒッチキャリアに関連する法律について

 ヒッチキャリアの取り付け方法や使い方などに関連する法律の内容をまとめるとつぎのようになります。

◆積載物の大きさ

・長さ:自動車の長さ×1.1(全長の10%まで)
・幅:自動車の幅
・高さ:地上3.8m(三輪の普通自動車と総排気量660cc以下の普通自動車にあつては2.5m、その他の自動車で公安委員会が定めるものにあっては3.8m以上4.1mを超えない範囲内において公安委員会が定める高さ)

◆積載の方法

・前後:車体の前後から自動車の長さの10分の1(10%)の長さを超えてはみ出さないこと
・左右:車体の左右からはみ出さないこと

◆自動車に人や荷物をのせるときには、運転の妨げになったり、自動車が不安定になったり、外から方向指示器・ナンバープレート・ブレーキ灯・尾灯などが隠れたり見えにくくなったりするような載せ方をしてはなりません。

◆運転者は、人が転落したり、荷物が転落、飛散したりしないようにドアを確実に閉め、ロープやシートを使って荷物を確実に積まなければなりません。また、荷物が転落、飛散してしまったときは、速やかにその物を除去するなど必要な措置をとらなければなりません。

◆ヒッチキャリアに載せられる荷物の重量:50kgまで

◆ヒッチキャリアの構造:簡単に取り外しができるものであれば構造変更の手続きの必要はありません。ただし、溶接したりリベットで取り付けたりすると、すぐに取り外せない(車両の一部)とみなされ、構造変更が必要となります。

 このように、ヒッチキャリアに関するルールはいくつもあります。ヒッチキャリアを使用する際は、ルール違反にならないようクルマとヒッチキャリアの両方を確認してから、購入したり取り付けたりしましょう。

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