猛暑の夏はクルマのトラブルも多発! 最悪なドライブにならないための「事前チェックポイント」5選+α (1/2ページ)

この記事をまとめると

■夏の暑さはクルマの大敵

■バッテリーやタイヤのトラブルは夏に多くJAFでも救援要請ランキングの上位

■カー用品店やディーラーで小まめにチェックしてもらうと安心

夏はとにかくクルマに厳しい!

 7月後半、早くも熱中症で救急搬送される人が増えているが、クルマにとっても近年の猛暑は大敵で、思わぬトラブルの原因になることも多い。

 お盆の帰省や行楽先で故障などを起こしてしまうと、楽しい旅行やスケジュールが台なしになってしまうので、事前にチェックしておきたいところをピックアップしてみた。

バッテリー

 夏場に一番多いトラブルはバッテリー上がり。JAFの救援要請理由のトップでもある。

 気温が高く、高温高熱にさらされると、バッテリーの電解液の活性が活発化し、自己放電が進みやすくなるので、バッテリーが上がりやすく、エアコンもフル稼働している時間が長くなるので、バッテリーが弱りやすい。

 そもそも自動車用のバッテリーは3年前後が寿命なので、夏のロングドライブの前には、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで専用テスターを使い、バッテリーのコンディションチェックをしておこう。

タイヤ

 この時期の高速道路で、JAFの救護要請で1番多いのは、タイヤのパンク・バースト。夏の旅行時は、人も荷物も満載で、高速道路を使い、長距離を走るケースが少なくない。

 そんなとき、タイヤの空気圧が不足していると、タイヤの負荷能力が足りなくなって、タイヤのトラブルが発生しやすい(タイヤの負荷能力は空気圧に比例する)。

 出かける前には、必ず空気圧を点検・調整し、同時にタイヤに傷がないか、溝に異物が挟まっていないか、偏摩耗していないかなどをチェックすること。

 また、新品購入時から4~5年使用しているタイヤは、溝が十分残っていたとしても、新品タイヤに交換しよう(タイヤ=ゴム製品は生モノなので、鮮度が重要)。

冷却水のチェック

 暑さ対策といえば、冷却系の点検は重要。意外にラジエターの樹脂製のアッパーとフィンのカシメ部分から冷却水が漏れていたり、ホースが痛んでいたりすることは珍しくないので、リザーバータンクを見て(エンジンが冷めている状態で)、冷却水の量と色などは確認しておくこと。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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