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これぞホンダの真骨頂! 軽量&小型ボディにVTEC搭載の「ライトウエイトFFスポーツ」2代目CR-Xが胸熱すぎるクルマだった (2/2ページ)

これぞホンダの真骨頂! 軽量&小型ボディにVTEC搭載の「ライトウエイトFFスポーツ」2代目CR-Xが胸熱すぎるクルマだった

この記事をまとめると

■バラードスポーツCR-Xの後継モデルとしてサイバースポーツCR-Xが登場した

■4代目シビックの姉妹車というキャラももっておりパフォーマンスも優秀だった

■3代目はCR-Xデルソルとして生まれ変わりその後はCR-Xの面影が残るCR-Zが登場した

2代目CR-Xはサイバースポーツへ

 1983年に登場したバラードスポーツCR-Xは、シビック/バラードという既存車種のメカニズムをうまく活用して誕生したFFスポーツだ。目を見張るようなエンジンパワーはないけれど、車体の軽量性を追求することで、当時はFRが主流だったスポーツモデルにおいてFFライトウエイトスポーツの可能性を示した。

 そんなバラードスポーツCR-Xの後継車種として、1987年に登場したのが「CR-X」である。前年の1986年にバラードが生産終了していたこともあり、車名はシンプルに「CR-X」となって独立した車種であることを強く感じさせるものの、メカニズムは4代目シビックと多くの部分を共有する。ちなみに4代目シビックの発表は1987年9月9日、2代目CR-Xは1週間後の1987年9月16日に発売された。

 愛称として「サイバースポーツ」が与えられた2代目CR-Xは、なだらかなルーフラインがボディ後半でスパッと切り落とされたフォルムは初代CR-Xから継承されつつ、全長が80mm伸ばされ、全幅は50mm拡大された。一方で全高は20mm下げられ、どこから見てもCR-Xであるとわかるスタイリングながら、よりワイド&ローな印象を強めている。

 フロントマスクはよりシビックとの姉妹性を感じさせる形状となり、初代モデルのセミリトラクタブルヘッドライトから一般的なスタイルに変更。リヤまわりでは、リヤゲートの後端部分、テールレンズの上部に半透明ガラスを採用し、「エクストラウィンドウ」として後方視界を確保するなどの工夫がなされた。

 インテリアの基本設計は、初代モデルと同様にリヤシートをミニマムサイズとした2+2。ただし、アウタースライド式サンルーフのほか、ルーフの大部分をUVカットガラスとする「グラストップ」もオプション設定されるなど、乗車中に乗員が開放感を楽しめるアイテムが用意された。

 2代目CR-Xの発売時に設定されていたエンジンは2種類。ひとつは1.5リッターSOHCのD15B (CVデュアルキャブ仕様)で、もうひとつが1.6リッターDOHCのZCだ。最高出力130馬力を誇るZCは「Si」グレードに搭載され、先代モデル同様にボンネットの一部が盛り上がったパワーバルジが与えられ、スポーツグレードの「Si」であることをアピールしていた。

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