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政府主導で一気に「EV化」を促進した中国! やはり「電力不足」などの問題が発生していた (1/2ページ)

政府主導で一気に「EV化」を促進した中国! やはり「電力不足」などの問題が発生していた

この記事をまとめると

■中国ではEV普及が大きく進んでいて電力逼迫への対策が急務となっている

■中国は火力発電が多く安定した電力供給が今後さらに難しくなる可能性がある

■電力受給を踏まえた社会とEVとのバランスをどう取っていくのかが大きな課題

政策でEVを推進したものの安定した電力供給が最大の課題

 ふと気がつけば、中国では日本を圧倒してEV(電気自動車)の普及が大きく進んでいる。果たして、電力の供給は足りるのだろうか?

 話をいったん日本に振ると、日本では日産「サクラ」と三菱「eKクロスEV」が売れ筋。鳴り物入りで登場したトヨタ「bZ4X」、スバル「ソルテラ」、そして「リーフ」での実績を踏まえて満を持して投入された日産「アリア」、さらには欧州メーカー各社のEVが日本にはあるものの、販売台数で見ればEV市場の主力という位置付けにはなっていない状況だ。

 一方で、テスラについては、環境意識が高い、またはファッション感覚といった観点で新規需要が徐々に伸びている状況だ。

 そうしたなか、日本でEV普及がさらに進んだ場合、電力供給は足りるのか、という課題がある。今年は7月から猛暑続きで、早くも電力逼迫が懸念されている。

 そんなときに、多くの人がEVを充電したら、電力供給のバランスが崩れるのではないか? そうした課題に対して国は一昨年度から、分散型電源や電力系統との連携など、電力供給とEVをどうバランスさせるのかという観点での議論を本格化させているところだ。

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