この記事をまとめると
■BYDはハイブリッド車も販売しておりその売れ行きはアジア圏で好調だ
■じつはBYDは2008年12月から量産ハイブリッドモデルを製造し続けている
■BYDのハイブリッド車は圧倒的に安く今後は日本市場にも導入されるかもしれない
THS IIよりも安価で売れているBYDのハイブリッドモデル
最近は長澤まさみさんのテレビCM「ありかも、BYD」でお馴染みの、中国の自動車メーカーBYD。その「ありかも」は日本で、EV(電気自動車)を指す。
一方で、中国本土や東南アジアでのBYDといえば、EVもさることながらハイブリッドの売り上げが好調だ。最新モデルは、5月の北京モーターショーで初公開された「秦L」と、「SEAL06」。
搭載するパワートレインは、同社がDM-iと呼ぶ次世代型プラグインハイブリッドシステムだ。つまり、外部からの充電が可能である。DMとは、BYDが名付けたデュアルモードの略称。
ハイブリッドシステムについては、2モーター方式のシリーズパラレル式。ガソリンエンジンは直列4気筒・排気量1.5リッターとなる。
シリーズパラレルハイブリッドといえば、トヨタのTHS(トヨタハイブリッドシステム)を思い浮かべるが、BYDは独自設計によりコストと性能を上手くバランスさせているのが特徴だ。
しかも、搭載電池は、BYDが研究開発して生産することで量産効果を高めたリン酸鉄リチウムイオン二次電池を採用している。