【試乗】ドライブモードでのキャラ変が見事! ノートオーラNISMOは「走りの楽しさ」ではNISMOシリーズ随一のデキ (1/2ページ)

この記事をまとめると

日産のノートオーラNISMOがマイナーチェンジを敢行

■空力デバイスなどの見直しが行われたほか4WDモデルも設定された

■アテーサE-TSなどスポーツ4WDで得られた知見が活かされたモデルに仕上がっている

人気のノートオーラNISMOに4WDが追加!

 ノートオーラNISMOがマイナーチェンジして登場した。注目のポイントは空力特性を向上させたエクステリアデザインと、新たに4WDが設定されて専用チューンが施されているところ。これによってノートオーラNISMOの走りの性能は大幅に進化した。

 このほか、オプションとして電動リクライニング機能を備えたレカロシートの設定や、ヘッドレストにスピーカーを備えたBOSEパーソナルプラスサウンドシステムも用意されている。

 エクステリアデザインでは、フロントグリルに冷却性と空気抵抗の低減を両立させたフラシュタイプのデザインを採用。また、リヤバンパーもNISMO専用デザインとし、両端部にエアスプリッターを配置してボディサイドからの風を理想的に剥離させるとともに、バンパー下部のレイヤード・ディフューザーで床下からの風の流れを整流。リヤルーフスポイラーを合わせて、Cd値を悪化させずにCl値を低減しているという。

 4WDとなる「NISMO tuned e-POWER 4WD」はオーラNISMOに新たに設定されたグレード。標準グレードと比べ、フロントモーターは136馬力/300Nmで変わらないが、リヤモーターの出力を68馬力/100Nmから82馬力/150Nmに高め、前後駆動配分をNISMO専用チューンとしている。その結果、旋回性能を高め、雨天時や雪道など滑りやすい路面でも高いライントレース性を実現している。

 具体的には、ステアリング操作に対する正確性を向上させ、少ない舵角でより早くクルマの向きを変えることができ、安心感のある気もちいい旋回加速を実現しているという。

 また、タイヤはNISMO専用ミシュラン・パイロットスポーツ4(205/50ZR17 93W XL)を採用。これに合わせてホイールリム幅を6.5Jから7Jへワイドリム化。さらにNISMO tuned e-POWER 4WDには、ENKEI製でENKEI独自のMAT工法によって鍛造並みの高剛性をもった専用アルミホイールを採用。2WD用ホイールに対して12%の軽量化が施されている。


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