違反は違反として厳格な態度での業務遂行が求められる
駐車監視員が愛想がないように感じるのはなぜ?
駐車監視員は、現場で放置車両の確認と標章の取り付けの確認事務を行います。そのため、駐車監視員としての資質や技能・知識が備わっていなければ、公正で的確な確認事務を遂行することができません。
よって、公安委員会は受託対象となる法人の要件のみならず、現場で確認事務に従事する者についても要件を定め、要件を満たす者に対し駐車監視員資格者証を交付することとしています。
また、受託法人(放置車両確認機関)は、駐車監視員資格者証を有する者から駐車監視員を選任して、選任した人以外の者に現場における放置車両の確認などを行わせてはならないと法律に定められています。
つまり、駐車監視員資格者証を保有していても、確認事務の委託を受けた法人に属さない限り、実際に駐車監視員としての活動を行うことができないということです。
駐車監視員は、公安委員会(警察)の代わりに駐車違反の確認事務を行っているため、違反者に何をいわれても「違反は違反」として標章の取り付け業務を遂行できる人でなければなりません。よって、人によっては駐車監視員の愛想がよくないと感じたり冷たく感じたりすると考えられます。
駐車監視員に確認標章を取り付けられないようにするためには?
駐車監視員に確認標章を取り付けられないようにするためには、短時間の駐車であっても駐車場に入庫することが最善の方法です。
駐車違反の反則金は、普通車の場合1万円以上となります。そのため、駐車違反で反則金を納めるよりも駐車料金のほうが安い場合が多いです。よって短時間でも手間がかかってもクルマは駐車場に入れたほうがよいといえるでしょう。