夏の時期は日中の洗車に注意すべし
あとはマフラー。道路が冠水したとき、水位がマフラーの下端までなら走行可能ともいわれているぐらいなので、マフラー内に水が入るのは基本的に避けたいところ。
もっとも、ガソリンが燃焼するときに酸素と水素が結合して水が出るし、触媒の化学反応によっても水が出るので、マフラー内に水がたまることは珍しくなく、エンジンをかけてしばらくの間、マフラーから水蒸気が出ている光景をよく目にするはず。
したがって、洗車の際、少しぐらいマフラー内に水が入ったとしてもとくに問題はないが(最近のマフラーはステンレス製なので腐食にも強い)、積極的にマフラー出口に水をかけることは避けたほうがいいだろう。
最後に給油口付近。ここも普段外からは見えないが、汚れがたまりやすい部分。給油口のふたを開けても、給油キャップさえしっかりしまっていれば、なかは密閉されているので、少々水をかぶっても支障はない。ただ、あえて水をバシャバシャかけて洗うような部分でもないので、濡れたウエスで水拭きする程度が、1番おすすめ。
ここで洗車の水洗いについてまとめると、電装品に水がかからないようにするのが第一。
そのほか、エンジンルーム、マフラー、ブレーキなどが、熱い状態のときは、しっかり冷めるまで待つのが基本。ボディも夏場、手で触って熱く感じるようなときに、水をかけると、水分がすぐに乾いて、水道水に含まれるミネラル分が残り、ウォータースポット/イオンデポジットと呼ばれる水シミが残るので気を付けよう。
そして電装品以外も、外部に露出していない部分や、マフラーの出口などには、なるべく水が入らないようにするのが無難だろう。