マツダの社員夫婦がCX-5で全日本ラリーに参戦! デビュー戦で見事クラス2位を獲得!! (2/2ページ)

CX-5は見事に完走しXC-2クラスの2位でフィニッシュ

 こうしてCX-5を武器に国内ラリーに挑んだ寺川選手/石川選手は6日のレグ1で安定した走りを披露。当日の天候は曇り/雨、路面はウエットという難しいコンディションとなるなか、寺川選手/石川選手はSS3でXC-2クラスのトップタイムを叩き出すほか、残りのSSでも2番手タイムをマーク。

「車格に対してサスペンションのストロークが足りないので苦労しました。路面は轍が深くて、クルマが跳ねるし、最終SSではシステムエラーが出て、パワーダウンしたんですけど、なんとか走りきれてよかった」と寺川選手が語るように、寺川選手/石川選手の73号車はクラス1番手でレグ1をフィニッシュした。

 翌7日のレグ2は朝から雨に祟られ、ウエットかつマディなコンディションのなかでラリーが開催された。この過酷な状況にあっても寺川選手/石川選手はCX-5で安定した走りを披露。寺川選手によれば「今日もシステムのエラーでパワーダウンする頻度が増えていました」とのことだが、73号車は3回のセカンドベストをマークし、CX-5のデビュー戦をXC-2クラスの2位でフィニッシュした。

「まずはクルマが壊れずに完走できたので、ほっとしました。制御のトラブルが出ていたので、次戦には対策できるでしょう」と寺川選手。

 CP-MAGICの「TOYO TIRES MAZDA CX-5」は9月6〜8日にかけて北海道帯広市を舞台に開催される全日本ラリー選手権・第7戦ならびにXCRスプリントカップ北海道・第4戦の「ラリー北海道」にも参戦する予定で、“マッド・マイク”の呼び名で、フォーミュラ・ドリフトで活躍するマイケル・ウィディット選手が石川選手とコンビを組んで参戦する予定だ。

 国内屈指の高速グラベルラリーで、ドリフト競技のスペシャリストがどのような走りを披露するのか?  次戦のラリー北海道でもCX-5の動向に注目したい。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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