この記事をまとめると
■最近ネット上で「コンビニでトイレだけ使う」ことに対する話題が上がった
■日本ではどこにでも綺麗なトイレがあるが海外の場合は汚くて治安の悪いケースが目立つ
■海外ではトイレを使いやすいように店の出入り口に設置されている場合が多い
日本のトイレは世界的に見ても優秀
ここ最近、ネット上にて、「コンビニ(コンビニエンスストア)でトイレだけ使う」ことの是非が話題になっていた。コンビニにトイレの使用だけのため立ち寄るのではなく、使用したら何かその店で購入してお礼すべきではないかとのことである。
コンビニ側としては気軽にトイレを利用できるようにする背景には、当該店舗でついでに買い物をしてほしいという狙いはあるだろうが、必ず何かを買わなければならないというわけでもなく、買うか買わないかは個々人が判断すればいいものと考えている。それでも気になる人はレジにいるスタッフに「トイレお借りします」と声をかければいいだろう(『声をかけてください』と貼り紙している店舗もある)。
日本の場合は公園などの公共の場所に綺麗な公衆トイレが設置されることが多いのも、このような論議の呼び水となっているともいえる。トイレだけを利用するならば、公衆トイレを使えばいいだろうということにもなる。
ただ、昨今の社会情勢を見ていると、男性ならまだしも女性については公衆トイレの利用はさまざまなリスクが目立つことも否定できない。ドライブなどの出先で安全に利用したいとなれば、店舗スタッフの目が届き、よりリスクの少ないコンビニのトイレの利用となるだろう。
これが欧米になると話は変わってくる。筆者はアメリカ、おもに南カリフォルニア地域に出かけレンタカーを借りて気ままなひとり旅を楽しんでいる。しかし、筆者の経験からすると、アメリカで公衆トイレを探すのは至難の業といっていいし、あってもその多くは使用状況がかなり悪く、場所にもよるが犯罪に遭遇しやすいところと考えたほうがいい。そのためもあるのか、お腹が痛くなったとして駆け込んでも使うのをためらう状況のトイレも多い。