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オートエアコンすらもオプションって昭和かよ! 素のポルシェが「麺とスープだけ」のラーメンのような設定なワケ (1/2ページ)

オートエアコンすらもオプションって昭和かよ! 素のポルシェが「麺とスープだけ」のラーメンのような設定なワケ

この記事をまとめると

ポルシェは普通のクルマなら標準装備となっていそうなものもオプションとなっている

■ポルシェにとって車体価格というのはあくまで911の性能やハードに対するもの

■オプションをケチったからといって911の乗り味が減損するわけではない

「それもオプションなの!?」な設定のポルシェ911

 クルマに限ったことではありませんが、オプションを景気よく加えていくと素の価格からだいぶ上がってしまうことが少なくありません。たとえば、ラーメンに味付け玉子や壺だしチャーシューなんて具材を加えたら確かにおいしさ倍増、満足すること間違いなしですが、ラーメン一杯の値段からはかけ離れたりするわけです。もっとも、クルマの場合、とりわけ高級になればなるほど欲しいもの、必要なものは標準装備していることがほとんど。いくつかのオプションを加えても、さほどかけ離れるわけではありません。

 ところが、天下のポルシェに至っては話がかなり変わってきます。ラーメン頼んだのに、メンマやネギ、あるいはコショウを振りかけるのにも「それ、オプションです」とビックリするような設定となっているのです。

 ひと声1500万円といえば高級車のなかでもアッパークラスですが、ポルシェ911も堂々1694万円からのスタート。このお値段で手に入るのはボディカラーがホワイトかブラックのみ。ガーズレッドやルガーノブルーを選ぶと29万6000円のオプション価格が加わります。

 また、昔からポルシェは好みの色を調合してくれるサービス(PTS)を実施しており、こちらはエクスクルーシブ・マニュファクチュールのアイテムとなり156万7000円から。さらに上を行くPTS plusになると、オーナーが作ったカラーに名前を付けることができ、こちらは343万円と公式カタログに名前が登録される割にはリーズナブルなのかもしれません。

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