「イベント&オフ会参加」「たまには動かすか」 ナンバー切ってるから「仮ナンバー」で……は絶対NGな違法行為!! (2/2ページ)

バレるとただごとでは済まなくなる

走行会やイベントに仮ナンバーで来てはいけない理由とは?

 仮ナンバーは「登録や車検など、あくまでもやむを得ない事情に限り」交付されるものです。つまり、サーキット走行会やクルマ関連のイベントに仮ナンバーで参加すること自体が御法度なのです。

 また、クルマ関連のイベントやサーキットに関しては仮ナンバー車両のもち込みおよび走行を禁止しているケースも少なくありません。さらに、そもそもイベントへの参加やサーキットを目的とした場合の申請を行った場合、行政から仮ナンバー自体を借りられない可能性が高く「事実上不可能」だと認識しておいたほうがいいでしょう。

仮ナンバーで参加したときに予想されるトラブルとは?

 それでも何らかの方法で仮ナンバーを入手し、サーキット走行会やクルマ関連のイベントに参加してしまうとどうなるのか? いまや多くの方が知ってのとおり、「仮ナンバーで参加している」という行為そのものがSNS上にさらされてしまう可能性(危険)があります。さらにいうと、仮ナンバーを装着していたクルマが目立つ仕様だった場合、もち主が特定されてしまうかもしれません。

 昨今「なんであんな奴の参加を許可したんだ!」なんて理不尽なことをいわれてしまう世のなかです。イベント主催者や借りている会場の関係者、サーキットの運営会社にも飛び火してして迷惑をかけてしまう可能性が高いです。会場が使えなくなったり、イベントそのものが中止に追い込まれたり……。他人を巻き込む可能性が高いことにも意識を向けたいものです。

まとめ:むやみに仮ナンバーを使うのは厳禁だと認識すべし!

 仮ナンバーは、読んで字のごとく「仮」です。さらにいうと「臨時運行許可=仮ナンバー」です。当然ながら許される用途は非常に限られています。虚偽の申告をして仮ナンバーを入手し、前述のような行為に使用するのはさすがに控えたほうがいいでしょう。

 乱暴ないい方をすれば、当事者は自爆で済みますが、事故やトラブルで他人を巻き込んでしまったら目も当てられません。もし、いまひとつピンとこないとしたら……。たとえば、仮免許の状態で親や友人・知人のクルマを乗りまわした挙げ句に事故を起こした場合、ましてや人身事故であったら……。取り返しのつかないことになってしまいます。

 仮ナンバーの悪用はそれくらいリスクがあり、同時に許される行為ではないことを認識しておいたほうがいいかもしれません。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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