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ぶっちゃけ見た目はそんな変わってないけどどうよ? 旧型オーナーが「新型N-BOX」に「乗り換える価値」はあるのか考えてみた! (2/2ページ)

ぶっちゃけ見た目はそんな変わってないけどどうよ? 旧型オーナーが「新型N-BOX」に「乗り換える価値」はあるのか考えてみた!

この記事をまとめると

■日本一売れていたクルマ「N-BOX」は現在3代目となる

■2代目と比較して変更点が少ないように見えるという声も多い

■見た目はあまり変わっていないが使い勝手や走りのパフォーマンスは劇的に向上した

2代目ユーザーが3代目N-BOXを買う意味はある?

 今、日本でもっとも売れているクルマの1台が、ホンダのスーパーハイト系軽自動車のN-BOXだ。何しろ先代の2代目はモデル末期、2023年度上半期(4~9月)における新車販売台数でも10万409台を記録し、軽自動車とフィットのような登録車を含む新車販売台数で第1位に輝いたほど。

 そして2023年10月6日に3代目の新型が登場。しかし、プラットフォームやパワートレインなどを2代目からキャリーオーバー。その理由は、2代続けてプラットフォームを使うホンダ流儀もあるにはあるが、あらゆる部分を刷新した2代目の完成度があまりにも高かったため、「無理して変える必要はない」、という判断だったそうだ。

 それはともかく、スーパーハイト系のボックス型エクステリアのデザインは大きく変えようもなく、標準車は主にフロントフェイスの刷新が主。カスタムに至っては、N-BOXマニア、ユーザーでしか気づかない程度のエクステリアデザインの、やや大人しいお色直しにとどまる。

 その点、2024年5月に軽自動車の販売台数でN-BOXをしのぎ1位となった新型スズキ・スペーシアのとくにカスタムのエクステリアデザインは、ひと目で先代との違いがわかりやすく、後席オットマンなどの好機能=マルチユースフラップの新採用といった新鮮味がある。

 では、2代目から3代目の新型の価格について見ると、もっともリーズナブルな標準車のベースグレードは、2023年当時の先代で144万8700円(G)。そして新型N-BOXの標準車のベースグレードは164万8900円となり(いずれもFF)、約20万円のUPとなる。原材料費の高騰などで致し方ないところはあるのだが、アンダー150万円から買えた先代からすれば、庶民にとって約20万円UPは辛いところかも知れない(当然、他車の価格もUPしている)。

 では、今、先代N-BOXに乗っているユーザーが、新型に買い替えるメリットはあるのだろうか。ここで、ホンダ自らがアピールする新旧比較、新型の進化を説明すると、

①標準車のミニステップワゴンを思わせる「クラスレスな上質感はそのままに、よりシンプル&スタイリッシュなデザインへ」

②「素材感へのこだわりはそのままに、より明るく、すっきりとした室内空間」

③「Honda SENSINGをはじめ、多彩な安全装備、横断中の歩行者や夜間の歩行者にも対応するようになった衝突軽減ブレーキやACC(アダプティブクルーズコントロール)の渋滞追従機能の追加、ホンダの軽自動車初の近距離衝突軽減ブレーキの搭載、急アクセル抑制機能などを含む運転支援機能の装備」

④「電子パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能の追加」

⑤「Honda SENSINGの検知方法の進化」

⑥「さらに使いやすく、ボディサイドが見やすくなったピタ駐ミラーの採用」、

⑦「7インチTFT液晶メーターと、タブレット感覚の8/9インチのディスプレーオーデイオの採用」

⑧「より大型の大ボックスティッシュも入る容量グローブボックスの採用と見せる収納になるインパネトレーの配置」

⑨フィルムラミネート構造のフロアカーペットやルーフライニングの厚み増による車内の静粛性の向上(カスタムはさらにシンサレート素材の吸音材を追加)

⑩「スマホによるリモート操作やデジタルキー、車内Wi-Fi、自動地図更新サービス、Honda ALSOK駆けつけサービスなどが用意されるNシリーズ初のHonda CONNECTの搭載」

 などが挙げられる。

 そうした進化、便利さ、安心を加味すれば、約20万円UPの価格も、納得できる人は納得できるというものではないだろうか。

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