この記事をまとめると
■現行型MINIにEVがラインアップされたがクラシックミニにもさまざまな派生モデルが存在していた
■クラシックミニはバンやピックアップなどを用意して商用にも展開されていた
■自社・他社を問わずクラシックミニをベースにした車両も数多く誕生している
いまも昔もミニにはバリエーションがいっぱいあった
みんな大好きMINIにも、ついにEVがラインアップしましたね。2024年のフルモデルチェンジでは、またまたバリエーションが拡充して、ほんと選ぶのに迷っちゃいますよね。
ところで、ニューMINIのバリエに負けず劣らずクラシックMINIも豊富なラインアップがあったこと覚えてますか。いまと変わらず、魅力的な派生モデルばかりですので、ちょっと振り返ってみましょう。
ミニトラベラー/ミニカントリーマン
1959年にBMCがミニをデビューさせると、同社がもつモーリスとオースチンというふたつのブランドからも姉妹車が発売されました。
そして、翌1960年5月には早くも全長を25mm延長した商用車を発売。ルーフを延長して後部荷室を拡大、アイコニックな観音開きのリヤドアには見覚えのある方も少なくないでしょう。さらに、同年9月には商用車と区別してエステートとされたワゴンタイプも発売。
バンと同じボディにリヤシートとスライド式のリヤインドウを追加したほか、いま見てもオシャレなウッドフレームがアイコンになっていますね。
ミニピックアップ
1961年にこれまた商用車としてリリースされたのがピックアップ。その名のとおり、後席部分を丸ごと取り払って荷台としたトラックで、ボディパネルの造形もじつに簡素、というかプレスのまんまっていうスタイル(笑)。
それでも、トラックらしくホイールベースはノーマルから105mm延長され、荷台の全長は1390mmとなかなかの広さを確保しています。また、当初はノーマルと同じく850ccだったエンジンは、1967年からは1000ccも選べるようになり、そこそこの重量物も運べるようになっていたようです。
驚くべきは、このオモチャみたいなピックアップが1983年まで生産が続けられたことかもしれません。