マジで初心者大歓迎! 1台で複数人エントリーも可能! マツダ主催の「ジムカーナ」に参加したらハードルは低いのに楽しさ満点だった (2/2ページ)

S耐ドライバーも初めてのジムカーナに苦戦

 MAZDA2で参加したのは松原親子。息子さんの泰世さんは富士チャンピオンレースのロードスターカップで昨年チャンピオンを獲得し、今年はスーパー耐久で120号車 MAZDA SPIRIT RACINGのロードスターをドライブする。

 元々はロードスター歴30年以上の父、毅さんの影響でモータースポーツを始めた泰世さんだが、今回の参戦は泰世さんから誘ったとのこと。このMAZDA2は、普段はお母さまが使用しているそうだが、別のクルマからMAZDA2へ乗り換えるときにこのようなことも見越して(?)、親子で協力してわざわざ競技ベースグレードである15MBを探したそうだ。

 現役S耐ドライバーの華麗なドライビングを披露! ……と思いきや、最初の走行でミスコースをしてしまった泰世さん。「初めてのジムカーナだったので、コースを間違えてしまいました」とのこと。

 毅さんはしっかりとコース順に走っていたので、まだまだ父を超えられない部分があるようだ。でも、S耐ドライバーだってコースミスはするし、ミスした部分を色んな参加者が暖かく教えてくれていた。誰だって最初はある、そう感じさせてくれる光景であった。

 筆者も実際に参加させて頂いた。コース下見は3グループにわけ、講師陣がわかりやすくポイントを解説。1本目の練習走行のあとは河本選手に同乗走行をして頂いた。クルマの特性からくるコース攻略のポイントなどを教えて頂き、それを意識して走ると一気にタイムアップ。タイムが大幅に短縮するとやっぱりモータースポーツは楽しい。

 午後からは本番のコースでの走行となる。筆者はメディア枠の参加のために賞典外であり、さらに初心者ウェルカムなイベントであったため、結果よりも楽しさを優先して、当初は大きくスライドさせて楽しむ走行をしていた。

 しかし、アナウンスをしている河本選手がタイムを読み上げ「おおっ!これはメディア対抗のタイム合戦が熱いですね!」とのコメントを聞き、ついついヤル気になってしまった。2本ある本番走行はどちらも少ないスライドで大真面目に走った結果、メディア陣トップで1日を終えることができた。楽しみながらも、ついつい熱くなってしまったあたりにこのイベントの魅力が凝縮されている気がする。

 最後は表彰式と閉会式も用意されていて、上位の参加者にはトロフィが贈られる。また、参加者全員に走行中の写真も贈られ、記念のお土産も渡されるのだ。

 豪華なお土産や思い出を振り返れるアイテム、そして同乗走行を始めとしたスキルアップに繋がるコンテンツもありながら、参加費は1万500円とリーズナブル。レディース割引やマツダ車割引(マツダ車以外も参加可能)もあるので、初めてのモータースポーツにピッタリのイベントだ。

 今回のジムカーナのようにマツダは「MAZDA SPRIT RACING」のブランドのもと、初心者向けのイベントからガチのレース参戦など、さまざまなモータースポーツ活動を行っている。そのほかの「マツダスピリットレーシング」の活動としてはスーパー耐久への参戦などが挙げられる。こちらは動画でもその模様をリポートしているので、興味があればご覧いただきたい。

【詳しくはこちら】

●マツダ3&ロードスターによる過酷な挑戦! MAZDA SPIRIT RACINGの富士24時間レース【動画】


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

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