この記事をまとめると
■マツダが生産する登録車の車名はアルファベット+数字といった組み合わせになりつつある
■マツダの車名の数字はサイズやエンジン排気量と必ずしも比例していない
■「ロードスター」というのはペットネームであり北米では「MX-5ミアータ」の車名が使われている
聞き覚えのある名前がほぼ消えつつあるマツダの車名
かつてのファンにとっては、マツダの代表的な車名といえば、いわゆるペットネーム(数字や記号ではない名前のこと)的なイメージが強い。古くは「コスモ」、「ファミリア」、「カペラ」、「サバンナ」などがあり、最近消えてしまった名前としては「アクセラ」、「アテンザ」、「デミオ」などがある。
いまでもOEMモデルの軽自動車においては「フレア」や「キャロル」といったペットネームが使われているが、マツダが生産している登録車についてはMAZDA+数字、CX+数字、MX+数字といった組み合わせがほとんどで、ペットネームが定着しているのは「ロードスター」くらいだ。
あらためて、マツダの国内向けラインアップで使われている車名を一覧的に並べてみよう。
MAZDA2、MAZDA3、MAZDA6、CX-3、CX-30、CX-5、CX-60、MX-30、ロードスター
MAZDA+数字で表現されているのは、ハッチバックやセダンなど比較的全高の低い車種で、こうしたモデルがプラットフォームやアーキテクチャー的に、各カテゴリーにおいて設計の基本となっていることを意味していると理解できる。
数字の大小はボディサイズなど車格を示していると考えられるが、MAZDA3とMAZDA6を比べたときに倍のサイズ感というわけではないし、エンジン排気量や出力が倍ほど違うわけでもない。数字の付け方に明確な計算式があるとは思えない。