クルマへの当て逃げは「歩行者」や「自転車」の場合も! 直す際は保険じゃなく「自腹」のほうが損をしない可能性もアリ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日常生活では歩行者や自転車などにクルマが当て逃げされることもある

■自動車保険を使って直すことも可能だが来年以降の保険料が上がるので要注意

■万が一に備えて保険の見直しも必要だ

当て逃げされたらどうするべき?

 歩行者のカバンや買い物袋、自転車やバイクのすり抜けなど、クルマに乗っていると当て逃げの被害に遭うことも少なくありません。また、当て逃げの被害に気づくと、これまでの楽しかった気持ちが一気に落ち込んでしまいます。このような当て逃げの被害に遭ったときは泣き寝入りするしかないのでしょうか?

 今回は、当て逃げの被害を受けたときの対処法を解説します。

当て逃げ被害は泣き寝入りするしかないのか?

 クルマを見たら真新しいギズやへこみなどを見つけて「あぁ……やられた……」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。じつはこのようなことを書いている筆者も、プライベートで出かけたときに当て逃げ被害にあって泣き寝入りした経験をもつひとりです。では、そもそも当て逃げといわれる事故には、どのようなパターンがあるのでしょうか。まず、代表的な当て逃げのパターンを紹介します。

・ドアパンチ
・手提げ袋や買い物袋などの接触
・カバンによる傷やへこみ
・アクセサリーなど金属による引っかき傷
・ショッピングカートの接触
・ミラー同士の接触
・自転車やバイクのすり抜けによる接触

など

 このように当て逃げは、挙げればきりがないほどのパターンがあります。もし、当て逃げ被害に遭ってしまったときは、泣き寝入りするしかないのでしょうか。

 この当て逃げによる車両への被害は、車両保険に加入していれば、補償されます。ただし、車両保険に入っていれば必ずしも補償されるわけではありません。また、安易に保険でクルマを直すと修理費以上の出費になってしまう可能性もあるため注意しなければなりません。

車両保険に加入しているからといって安心ではない!

 自動車保険の補償のひとつである車両保険は、保険料を抑えるために加入していない人もいます。また、車両保険に加入していたとしても、保険料を抑えるために限定タイプを選んでいる方もいるでしょう。

 一般的に、当て逃げの被害が補償される車両保険は手厚い補償がされる一般型です。そのため、限定タイプに加入していると、当て逃げが保証されない可能性があります。

 このように、車両保険に加入していても契約内容によっては当て逃げが補償されないこともあるため、加入している車両保険の補償内容や補償される範囲をしっかりと確認しておかなければなりません。


齊藤優太 SAITO YUTA

ライター/インストラクター/ジャーナリスト

愛車
A4 35 TDI
趣味
ドライブ・洗車・音楽鑑賞・楽器演奏
好きな有名人
BLUE MAN

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