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「どう考えても相手が悪いだろ」でも自分にも過失があることも! 交通事故の「過失割合」はどう決まる? (2/2ページ)

「どう考えても相手が悪いだろ」でも自分にも過失があることも! 交通事故の「過失割合」はどう決まる?

この記事をまとめると

■交通事故における過失割合は一般的に当事者が契約する保険会社が協議して決める

■実際の事故では当時の状況によって過失割合が変わる

■交通事故のときは勝手に示談するのではなく必ず警察への通報と保険会社に連絡を

事故の当事者になったときには過失が発生する

 交通事故は、幹線道路や高速道路などの交通量が多くて速度が高い場所だけに限った話ではありません。駐車場内での接触、無理な通行による事故など、狭い場所や速度が低い場所でも発生します。今回は、数ある事故のなかでも「この場合でもこちら側に過失割合が発生するの!?」という事故をピックアップして紹介します。

交通事故における過失割合とは?

 交通事故における過失割合とは、発生した交通事故に対する責任の割合のことです。過失割合については、民事上の問題のため、警察が介入することはありません。そのため、一般的には当事者が契約する保険会社が協議して決めます。警察は、事故現場の確認と当事者から状況確認をして事故の事実を記録するだけです。そのため、どちらのほうが悪いかなどの民事には介入しません。

 加入している保険会社が決める交通事故の過失割合は、基本的に動いていれば両者に過失があると判断されるのが一般的です。ただし、動いていたからという理由で必ず過失割合が発生するとは限りません。

 事故が発生したときの状況や事故現場の環境など、さまざまな事情によって過失割合は変わります。そのため、交通事故が発生したときは、当事者同士でその場で示談するのではなく、警察への通報と加入している保険会社への連絡をしましょう。

 交通事故の被害で泣き寝入りしないようにするためにも、通報(警察)と連絡(保険会社)を忘れずに行ってください。

これも過失割合が発生するの!? 事故例の紹介と基本的な過失割合

 交通事故の過失割合は事故の形態や優先関係などによっておおよそ決まっています。ここでは、典型的な事故と基本的な過失割合について紹介します。

 あくまでも基本的な過失割合であるため、ここで紹介している事故と同じ形態の事故だからという理由で、発生した事故の過失割合が同じとは限りません。あくまでも参考程度にお考えください。

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