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大型トラック目線で提言! 大惨事を防ぐためにも「乗用車ドライバー」がやめるべき運転5つ (2/2ページ)

大型トラック目線で提言! 大惨事を防ぐためにも「乗用車ドライバー」がやめるべき運転5つ

この記事をまとめると

■過失の有無にかかわらず運転していると事故に巻き込まれることがある

■大型トラックとの事故はとくに被害が大きくなる可能性が高い

■大型トラックとの事故を起こさないために注意すべきことを解説

強引に大型トラックの前に割り込まない

 日常の足として活用される乗用車たち。仕事や買い物、そして家族旅行などで重宝されるとても便利な乗り物だが、ひとたび事故を起こしてしまうと大きな被害を生み出してしまう。毎日のように交通事故のニュースがテレビやラジオで伝えられているが、決して他人事ではない。自動車のハンドルを握っている以上、誰にでも事故を起こす可能性はあるのだ。だが「自分は事故を起こさないから大丈夫」とでも思っているのか、1日に1台や2台は横柄な運転をする自動車を見かける。たとえ自分に原因がなくとも、いつ何時もらい事故に遭うかもわからない。そのため、つねに緊張感を維持しながらハンドルを握らなければならないのだ。

 なかでも、とくに被害が大きなものになってしまうのが、大型トラックとの事故。最近では大型トラック側の前方不注意による追突事故がよく報道されているが、ときには乗用車の動きが大型トラックの事故を誘発しているケースもある。ここでは、わが身や大切な家族を守るため、元大型トラックのドライバーでもあった筆者が、大型トラックとの悲惨な事故を回避するために注意すべき事項をお伝えしたい。

 まずもっとも大切なのは、大型トラックの前に強引に割り込まないこと。とくに、前方が渋滞しているときや赤信号のときは、割り込んではならない。荷物を積んだ大型トラックはブレーキが利きづらく、止まりづらい。そして大型トラックのドライバーは荷崩れを起こさないように計算しながら、ブレーキを踏んで減速しているのだ。そこに突如として乗用車が無理に割り込んでくると、おのずとブレーキを強めに踏まざるをえなくなる。

「乗用車1台ぐらい問題ないじゃないか」と思われるかもしれないが、割り込んできた乗用車の全長と前後の車間距離を合わせると、少なく見積もっても10mは計算が狂ってしまう。そして、もしかしたら大型トラックはすでに減速が間に合っていない状態であるかもしれない。ギリギリ衝突を免れたとしても、大型トラックのドライバーをさぞかしイラつかせてしまうことだろう。そうなると予期せぬトラブルへの発展も考えられるため、大型トラックの前に割り込む行為はとても危険なのである。

 ふたつ目は、大型トラックとダラダラと並走する行為。片側2車線道路などで、速度が一定せずに走る乗用車を見かけることがある。そんな乗用車が大型トラックと長く並走している状態が続いていると、とても危険に感じるのだ。大型トラックは車体が大きいため、どうしても死角が多くなってしまう。そんな巨体と並走する行為は、とても危険なのだ。一定の速度で走る余裕や自信がないのなら、大型トラックを先に行かせることをお勧めしたい。

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