ランボルギーニ・ウルスとは? 詳しく解説! (1/2ページ)

この記事をまとめると

ランボルギーニは歴史のあるスーパーカーメーカー

■ランボルギーニの現在の売れ筋はSUVのウルス

■ランボルギーニ・ウルスについて詳しく解説

ランボルギーニ初のSUV

 スーパーカーブームの主役だったミウラやカウンタックといったハイパフォーマンスカーを生み出してきたランボルギーニ。

 近年もアヴェンタドールやウラカン、プラグインハイブリッドユニットを搭載したレヴェルトとハイパフォーマンスカーをラインアップしている同車ですが、現在の売れ筋モデルは2018年に登場したSUVのウルスです。

 ランボルギーニにとって初めてのクロスオーバーSUVとして開発されたウルスは、フォルクスワーゲングループに属するポルシェ・カイエンやアウディQ7などと同じPL73と呼ばれるシャシーを用いて開発されました。

 ちなみにランボルギーニはウルスをスーパーカーならずスーパーSUVと名乗っています。当然、他のSUVとは一線を画すスーパーSUVのウルスは、プラットフォームを共有するモデルとは異なり、1638mmと際立って低い全高を備えているのが特徴。スーパーカーとSUVのクロスオーバーと考えるべきなのでしょう。

 パワーユニットは4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。リヤシートが2座独立式4人乗りと3人がけ5人乗りが選択可能です。

 ウルスはデビューからすぐに人気車種となったことで、ランボルギーニの販売台数は大きく飛躍。

 2022年に最高出力が666馬力のウルス・ペルフォルマンテが登場。

 また、同じ2022年にペルフォルマンテと同じパワーユニットを搭載し、さらに走行性能を高めたウルスSを発表と、さらなる進化を果たしています。

ウルスの特徴

スーパーSUVらしい低くてワイドなフォルム

 野生の牛を意味するウルス。基本的なスタイリングは2012年の北京モーターショーに出展されたウルス・コンセプトから踏襲しています。

 ウルスの大きな特徴はSUVとしてかなり低く抑えられた1638mmの全高。2016mmの全幅とあわせて、同社のスーパーカーをイメージするロー&ワイドなフォルムでデザインされました。

 ヘッドライトなどにはY字型のモチーフを採用。ルーフラインはカウンタックやムルシエラゴなどのデザインが取り入れられたことも特徴。また、前後タイヤの六角形型ホイールアーチもカウンタックからインスパイアされています。

ランボルギーニ初のターボエンジンを搭載

 ウルスに搭載されるパワーユニットは、ランボルギーニ製ではなくアウディRS6などに搭載されていた4リッターV8ツインターボエンジン。意外なことに量産車ではランボルギーニ初となるターボエンジンを採用しました。

 このエンジンは最高出力650馬力、最大トルクは86.7kgmを発揮。0-100km/h加速が3.6秒、0-200km/h加速は12.8秒とSUVとしては圧倒的な加速性能を誇ります。

 また、2022年に登場したペルフォルマンテはエンジンの出力が666馬力まで高められました。

300km/hオーバーを可能とした走行性能

 加速以外で注目したいのが最高速度。ウルスの最高速度は305km/hともっとも速いSUVとなりました。スーパーカー世代の方ならわかると思いますが(公称)300km/hを誇ったカウンタックより速い最高速度を可能としたのです。

 このように300km/hを超える最高速度を発揮するウルスには、前後ともに巨大なブレーキを装備。前後ともにカーボンセラミックディスクを装備し、ハイパフォーマンスSUVに見合う強力な制動力を備えました。


手束 毅 TEZUKA TSUYOSHI

フリー編集者/ディレクター

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