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レクサスIS500ってどんなクルマ? 詳しく解説! (2/2ページ)

レクサスIS500ってどんなクルマ? 詳しく解説!

この記事をまとめると

■2022年に国内での販売を開始したレクサスIS500

■5リッターV8エンジンを搭載するハイパフォーマンスセダンだ

■IS500の内外装や走りについて詳しく解説する

レクサスのハイパフォーマンスセダン

 2022年国内での販売を開始したレクサスIS500。北米市場では2021年から販売されていた同車は、レクサスISにスポーツクーペ“レクサスRC F”に搭載されていた5リッターV8エンジンを搭載したハイパフォーマンスセダンです。

 ひと昔前まで大排気量自然吸気エンジンを搭載するスポーツカーやスポーツセダンは珍しくありませんでしたが、現在ではターボエンジン搭載のハイパフォーマンスカーが主流。ターボではなくモーターを組み合わせるスポーツモデルも少なくなくなった現在において、IS500は希少なスポーツセダンといえるでしょう。

 ターボエンジンのトルク感やモーターによる強烈な加速を体感できるいまどきのスポーツモデルはもちろん魅力を感じますが、IS500の大排気量エンジンはそれらと異なる個性を備えているのが特徴。

 大排気量がもたらすゆとりを備えているのはもちろん、アクセルを踏み込むとすぐに伝わる強大なパワーと躍動感。またレスポンスのいいフィーリングやコックピットに響き渡るチューニングされたエンジン音など、IS500を運転するとスポーツカーに搭載されるパワーユニットは自然吸気の大排気量エンジンに限る、と感じさせられるのです。

 ただ、レクサスブランドで販売されているIS500は速いだけではなく、プレミアムセダンであることを満たす装備も満載。ISと変わらない実用性も備えているなど、国産スポーツセダンの頂点を極めたモデルといっても過言ではないでしょう。

レクサスIS500の特徴

パワーユニット

 レクサスIS500最大の特徴となるのがパワーユニット。同車に搭載されるのは2UR-GSE型5リッターV8ガソリンエンジンです。

 最高出力481馬力(354kW)、最大トルク54.6kg-m(535N・m)を発揮する、いまどきは珍しい大排気量エンジンは速さにこだわっただけでなく、クルマを操る楽しさを追求したIS500に合わせチューニングが施されました。

 高速走行時はもちろん、日常使い時でも気持ちよく走行できるようチタン製吸排気バルブや鍛造クランクシャフトを軽量化。5リッターエンジンがもたらすトルクのゆとりと、レスポンスのよさを実現しています。

 また他のISより出力が高いためブレーキも大型化。フロントには(対向4ポットキャリパー/2ピースディスク)356mm(ほかは334mm)、リヤは323mm(同297mm)と大径ブレーキローターを装備しました。

プラットフォーム

 デビューからすでに約10年を経たレクサスIS。ただ、2020年に行われたビッグマイナーチェンジでISの全長および全幅、全高は変更されるなど改良が加えられました。

 ただ、レクサスのモデルがトヨタの新プラットフォーム“TNGA”を採用しているにもかかわらず、ISはデビュー時のプラットフォームをそのまま使用し続けています。

 そのプラットフォームはいまやなき4代目レクサスGSをベースに開発。当時、最先端だったボディ接合技術(LSW)を用いてボディ剛性を高めつつ、重量増を抑えることを可能としました。

 また2020年のマイナーチェンジでリヤフェンダーまわりの加工に、世界初となる新たな外板加工技術を採用。従来、専用工程が必要な加工をひとつの工程で成立させています。

エクステリア&インテリア

 外観についてIS500がほかのISと異なる箇所は多くはありません。専用19インチホイール以外、一見、ほぼ同じに見えるエクステリアですがボンネットフードやフロントフェンダー&バンパーは専用パーツ。またブラック塗装のドアミラーやリヤのバンパー下部は、ISのものとは異なるデザインを採用しました。

 リヤについては4本出しエキゾーストパイプがIS500専用。片側に2本のマフラーを斜めに配置することがデザイン変更の理由です。

 そのほか、ブラックステンレスのウインドウモールやフロントフェンダーに装着されるエンブレムなどIS500専用パーツが装備されました。

 またインテリアについても多くはないですが、専用パーツを装備。IS500の専用シートはウルトラスエード表皮を用いて形状自体が変更されています。

 そのほか、ステアリングの一部などにもウルトラスエードを使用したことや、8インチTFT液晶画面に映されるオープニング画面など、細かい箇所がISと異なっています。

 インテリアについてIS500専用ではないですが、2020年のマイナーチェンジで利便性が向上。インパネ上部に配置されるナビ画面は大型化され、パネルもタッチ式に変更されました。

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