この記事をまとめると
■スペアタイヤはおおよそ10年で寿命を迎える
■スペアタイヤは未使用でも製造後10年を目安に交換することが推奨されている
■スペアタイヤを使用した場合は走行距離が短くても5年程度で新品に交換するのがオススメ
スペアタイヤの交換時期とは
かつては標準装備だったスペアタイヤだが、2000年頃からタイヤパンク応急修理キットが普及しはじめ、最近のクルマは軽自動車を含め、スペアタイヤを積むかわりに、タイヤパンク応急修理キットを搭載するクルマがほとんどだ。
したがって、現在スペアタイヤを積んでいるクルマは、新車購入時から10年以上経っているクルマが大半ということになる。
実際にその間、スペアタイヤを交換したことはあるだろうか?
スペアタイヤもゴム製品なので、普通のタイヤと同じように経年劣化による寿命がある。タイヤメーカーによると、トランクルーム内に収められている、未使用のスペアタイヤの寿命はおよそ10年とのこと。商用車などのように、アンダーフロアに吊り下げられて車外に露出しているスペアタイヤとなると5~7年が目安になる。
スペアタイヤの主流は、外径や総幅、接地面積が小さい、省スペースタイプの「テンパータイヤ」(テンポラリー=「一時的」の意味。別名Tタイプタイヤ)で、通常のタイヤよりも高い空気圧(420kPa)で使用するのが前提なので、ゴムのひび割れやバルブの劣化などの影響はけっこう大きい。
したがって、未使用でも製造後10年を目安に交換することが推奨されている。