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お客の休みの日にこそお店を開ける……なんて考えは古い! 日本の新車ディーラも「日曜定休」を真剣に考えるタイミングにきている (2/2ページ)

お客の休みの日にこそお店を開ける……なんて考えは古い! 日本の新車ディーラも「日曜定休」を真剣に考えるタイミングにきている

この記事をまとめると

■一部の新車ディーラーでは週休2日制を取っているところがある

■海外では日曜日が定休日というディーラーも珍しくない

■日本でも全国で決まった曜日を休みにするような取り組みがあってもいいという意見もある

最近は週休2日間制のディーラーも多い

 あるメーカー系新車販売ディーラーが、期間限定として試験的に平日2日を完全に定休日にしている。そこのセールスマンに話を聞くと、「いままでは週1日を定休日とし、残り1日は交代で休むことで週休2日としていました。しかし、そもそも店舗スタッフの人数が十分ではないなか、交代休により稼働スタッフが少ないなか店舗営業しても、結果的にそのような日は稼働効率が悪いとの判断があったようです」と説明してくれた。

 筆者の居住する地域のメーカー系新車ディーラーを調べてみると、毎週ではなく隔週も含めると、週2日完全定休日としているディーラーはすでに珍しいものではなくなっていた。繁忙期となる月末を避けるように、第一週と第三週ぐらいを週2日完全定休とするディーラーが多いように感じた。

 ただ隔週だと、たとえば「今週は火曜日も休みだったかな」と客側としては考えなければならないこともあるので、毎週2日定休日としたほうがわかりやすいのではないかと考えている。

 たまたま前出のメーカー系ディーラーではない、他メーカー系ディーラーへ2日間の定休日明けに訪れることがあったが、店内は点検・整備を待つお客が多数いて、平日にしては少々混みあっていた。「2日間休んでしまうと、休み明けはかなりバタバタするようですが、それでも交代で休んで定休日を週1日に押さえて営業するよりも店舗スタッフの負担は軽いとも聞きます。店舗は稼働しているのに自分だけ休みというのは心理的に落ち着かないこともあるようですし、場合によっては仕事の連絡が入ったりもするので、いっそのこと完全な定休日を増やしたほうがいいという声を大きくしているようです」とは事情通。

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