巨額の罰金はさまざまなプロジェクトや支援に充てている
角田と同じカナダGPでは、フェラーリがFP2でFIAから正式なウエット宣言がなされる前に、インターミディエイトタイヤをルクレールのマシンに装着し、コースに送り出し、それがレギュレーション違反を犯したとして、5000ユーロ(約85万円)の罰金に!
高額なところでは、2021年、レッドブルレーシングがF1のコストキャップ(予算制限)規則に違反したとして罰金700万ドル(約10億3000万円)を受け入れている。
ところでこうした巨額の罰金は、一体なにに使われるのか?
「(罰金で)スチュワードが素敵なディナーを楽しむことができる」と、マックス・フェルスタッペンがジョークを飛ばしたことがあるが、もちろん罰金の使い方は決まっていて、さまざまなプロジェクトの支援に使われているとのこと。
罰金の使い道について、FIAは次のようにコメントしている。
「FIAは非営利団体であるため、運営費を超えるすべての収益は、我々のメンバークラブのサポートとして、低コストのクロスカーのイニシアチブ、FIA大学、エンジニアリング奨学金プログラム、プロジェクトやイニシアチブなどに充てられる」。
それにしても、F1の世界は庶民と金銭感覚が違いすぎて、クラクラしそうだ……。