国家斉唱に遅刻で罰金170万円! 優勝を祝ってドーナツターンで330万円! 「F1の罰金」ってケタ違いだけど何に使われてる? (2/2ページ)

巨額の罰金はさまざまなプロジェクトや支援に充てている

 角田と同じカナダGPでは、フェラーリがFP2でFIAから正式なウエット宣言がなされる前に、インターミディエイトタイヤをルクレールのマシンに装着し、コースに送り出し、それがレギュレーション違反を犯したとして、5000ユーロ(約85万円)の罰金に!

 高額なところでは、2021年、レッドブルレーシングがF1のコストキャップ(予算制限)規則に違反したとして罰金700万ドル(約10億3000万円)を受け入れている。

 ところでこうした巨額の罰金は、一体なにに使われるのか?

「(罰金で)スチュワードが素敵なディナーを楽しむことができる」と、マックス・フェルスタッペンがジョークを飛ばしたことがあるが、もちろん罰金の使い方は決まっていて、さまざまなプロジェクトの支援に使われているとのこと。

 罰金の使い道について、FIAは次のようにコメントしている。

「FIAは非営利団体であるため、運営費を超えるすべての収益は、我々のメンバークラブのサポートとして、低コストのクロスカーのイニシアチブ、FIA大学、エンジニアリング奨学金プログラム、プロジェクトやイニシアチブなどに充てられる」。

 それにしても、F1の世界は庶民と金銭感覚が違いすぎて、クラクラしそうだ……。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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