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【試乗】BYDの「真打ち」スポーツセダンが日本上陸! 激安「SEAL」の走りを徹底チェックした (2/2ページ)

【試乗】BYDの「真打ち」スポーツセダンが日本上陸! 激安「SEAL」の走りを徹底チェックした

この記事をまとめると

BYD SEALが日本で発売

■RWD、AWDモデルを試す機会を得た

■試乗インプレッションをお届けする

RWDとAWDをラインアップ

 中国のBYD社が日本市場に向け「ATTO3」「ドルフィン」に次ぐ第三のモデルとして「SEAL」を導入する。今回、そのRWD(後輪2輪駆動)及びAWD(全輪駆動)モデルを一般道で試乗する機会が得られたのでリポートしよう。

 BYD社が日本市場に導入する乗用車はすべてBEVだ。それだけに、クルマの善し悪しを云々する前にBEVを取り巻くインフラや社会環境整備の問題がある。そこを無視してはBEVの発展はない。一般家庭でも充電設備を整備できるか否かでBEVへの関心の程度は違ってくる。ここではBEV購入に関心の高い人へ向けた発信とすることを前提としていただきたい。

 SEALが搭載するリン酸鉄リチウム・イオンバッテリーはBYD社独自のブレードセル方式で82.56kWhの総電力量が与えられ、充電はCHAdeMO対応の急速充電(〜105kWh)と家庭での充電を想定した200V普通充電に対応している。航続距離はRWDが640km。AWDは575kmだ。

 バッテリーパックは車体フロア下にレイアウトされているが、従来と異なるのはCTB(セルtoボディ)と呼ばれる搭載方法で、これは車体骨格にバッテリー外殻を組み込んで車体剛性向上とバッテリー保護、車体軽量化に貢献している。

 駆動モーターは前輪用に非同期モーター、後輪用には永久磁石同期モーターを採用。電費や回生効率を高める工夫が凝らされているという。AWDは前後重量配分が50:50としているのも操縦性に大きな関心を抱いている証だろう。

 車体ディメンションは全長4800mm、全幅1875mm、全高1240mmで欧州のDセグメントを意識している。

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