「赤」「黄」「青」「緑」が使われる標識の色! 意味と色の関係が奥深い世界だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■標識に使用される色は主に4つ指定されている

■標識の種類と色はある程度セットになっているが例外もある

■色はその標識のイメージや心理的な効果を踏まえて決められている

標識に使われている色の定義とは

 道路にはさまざまな標識や標示があるだけでなく、その色もさまざまです。なかには、意外な色の標識や標示もあります。そこで今回は、道路標識の意味や色について解説するとともに、色が持つ効果についても紹介します。

本標識の種類と色

 本標識には4つの種類があり、標識ごとによく使われている色があります。本標識の種類と意味とよく使われる色は次のとおりです。

■規制標識:特定の交通方法を禁止したり特定の方法に従って通行するよう指定したりする標識
・よく使われる色:赤

■警戒標識:道路上の危険や注意すべき状況などを事前に道路利用者へ知らせて注意を促す標識
・よく使われる色:黄

■案内標識:地点の名称、方面、距離などを示して、通行の便宜を図ろうとする標識
・よく使われる色:青

■指示標識:特定の交通方法ができることや道路交通上決められた場所などを指示する標識
・よく使われる色:青

規制標識の色は赤だけではない

 本標識の種類とよく使われる色をセットで覚えている方も多いのではないでしょうか。しかし、上記の標識の色はあくまでも「よく使われる色」(原則)であるため例外があります。

 その一例が、「指定方向外進行禁止」などの青色の規制標識です。

 指定方向外進行禁止の標識は、規制標識のひとつですが規制標識によく使われる赤色ではありません。このような色分けがされているのは、色が持つイメージや効果を利用しているためです。


齊藤優太 SAITO YUTA

ライター/インストラクター/ジャーナリスト

愛車
A4 35 TDI
趣味
ドライブ・洗車・音楽鑑賞・楽器演奏
好きな有名人
BLUE MAN

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