専門店もあるのにPBブランドまで展開! いまホームセンターが「カー用品」を充実させる理由を大手に聞いてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■近年はホームセンターでカー用品が販売されている

■クルマが必要な地域ではカー用品ブースを用意していることが多い

■ホームセンターではプライベートブランドのカー用品も展開されている

ホームセンターでカー用品が購入できるのはなぜか聞いてみた

 みなさんはホームセンターを利用していますか?

 これは住んでいる地域によっても傾向が大きく異なると思いますが、クルマのメンテナンスや部屋の改装などを自分で行う、いわゆる「DIY」をする人かどうかで利用する頻度が変わるでしょう。

 クルマのメンテナンスも自宅の改装も自分で行うのが好きだという人はホームセンターによく行くでしょうから、ほとんどの店舗にカー用品のコーナーがあることも知っていると思いますが、たまにしか行かない人だと、よく買う品物のコーナー以外に意識があんまり行き届かず、「え、ホームセンターにカー用品が置いてるの?」と知らない人もいるかもしれません。

 よく行くのなら「工具やネジなどと一緒にちょっとしたカー用品も調達できるので便利」と感じている人も少なくないでしょう。しかし、郊外の店舗では、カー用品の専門店が近くにあってもほとんどの店舗にはカー用品のコーナーが設えられているのを見たりすると、「どうしてホームセンターにカー用品コーナーがあるんだろう?」と素朴な疑問が湧いてこないでしょうか?

 ここでは、ホームセンターでカー用品を扱っている理由について、ホームセンター大手の「カインズ」へのインタビューで得られた回答を踏まえて紹介していこうと思います。

■なぜ、ホームセンターでカー用品を扱うことになったのか?

 まず、単刀直入に、ホームセンターでカー用品を扱う理由について質問してみましたのでその回答から。

 A:「カインズへはクルマで来店されるお客さまも多く、とくに郊外の店舗では、クルマが暮らしには欠かせないというお客さまが多いです。お客さまのカーライフを快適に、便利に、楽しくできる商品提案を意識しています」とのことでした。

 大型のホームセンターがあることの多い郊外では、クルマは普段の足として、通勤に、買い物にと必須の乗り物です。

 なのでホームセンターに買い物に行くときは、比較的荷物も多くなることからクルマを利用するケースがほとんどでしょう。

 その場合は、クルマで移動せずに同じ店舗でいっぺんに買い物を済ませるほうが楽ちんですから、店舗としてはより快適に買い物をしてもらえるように、同じ店舗で必要な商品を扱うようにしようという流れは自然といえるでしょう。

 ちなみに「カインズ」はスーパーマーケットの「ベイシアスーパーセンター」などを展開する「ベイシア」グループの一員です。

 同じ傘下には、いま勢いのある「ワークマン」があり、クルマ用品とも親和性の高い作業用のウェアやグッズなどを続々と開発していますし、カー用品を専門に扱う「オートアールズ」は「カインズ」の子会社です。

 そのため、「カインズ」としてもカー用品に力を入れていて、プライベートブランドの製品も精力的にリリースしています。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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