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「TBA」「ガチャマン」「特約店」! クルマ好きなら知っておきたい「ガソスタ業界用語」7つ (1/2ページ)

「TBA」「ガチャマン」「特約店」! クルマ好きなら知っておきたい「ガソスタ業界用語」7つ

この記事をまとめると

■ガソリンやガソリンスタンドには専門用語が多数存在する

■ガソリンスタンドのスタッフ相手だと専門用語が通じる場合がある

■知っていると万が一の際に役に立つ可能性もある

ガソリンにまつわる専門用語たち

 内燃機関を搭載したクルマに乗る以上、必ずお世話になる設備といえばガソリンスタンド。他業種と同様に、この業界ならではの専門用語が存在します。ガソリンスタンドのスタッフはもちろん、一般のユーザーの方でも、「どこかで聞いたことがあるかもしれない」用語をまとめてみました。

 たとえば、フルサービスのガソリンスタンドを利用する方であれば「ガチャマン」というキーワードを知っていると、いつかどこかで役に立つことがあるかもしれませんよ!

●TBA

「TBA」というとABSやTRCの親戚のようですが、実際には「タイヤ」のT、「バッテリー」のB、「アクセサリー」のAといった、各商品の頭文字をとったものです。ご存じのように、ガソリンスタンドはガソリン以外のさまざまな商材が店頭に並んでいます。ハイブリッドカーの普及や、純内燃機関を搭載クルマの燃費そのものが向上しているだけでなく、近隣のガソリンスタンドとの価格競争など、ガソリンを売るだけでは利益が得られにくい状況です。

 そこで、クルマを所有するうえで欠かせないカー用品や消耗品を販売することで、新たな収入源を得ようというのです。事実、キャンペーン期間中など、思わぬお買い得品や数量限定の特価品が用意されることもあり、日頃からチェックしておいて損はないはずです。

●ガチャマン

 科学忍者隊………ではなく(わからない方はお父さんに聞いてみてください)、給油する際に「ガチャ」っと止まる状態と「満タン」とをかけ合わせた造語が「ガチャマン」です。セルフのガソリンスタンドであれば給油する量を自分で調整できますが、フルサービスの場合はスタッフの方が給油してくれます。

 給油を依頼する際に「レギュラー満タン、ガチャマンで!」と伝えれば、よほどの新人さんでない限りはそのとおり対応してくれます。もっとも、給油が「ガチャ」っと止まった時点で満タンの状態であり、そこからの継ぎ足し給油はタンクからガソリンがあふれ出すおそれがあるので、できるだけ避けたほうが安心です。

●SS

 一般的には「ガソリンスタンド」と呼ばれている施設も、販売店および元売会社、そして経済産業省などでは「サービスステーション(SS)」と呼称されます。セルフ式のガソリンスタンドであれば「セルフSS」となります。

 ちなみに「ガソリンスタンド」は和製英語であり、ほぼ日本国内でしか通じません。アメリカ英語では「gas station」や「filling station」、イギリス英語では「petrol station」がそれにあたります。

●災害対応型ガソリンスタンド

 災害が起こったとき、施設のタンク内に燃料が残っていても停電していては給油することができません。しかし「災害対応型ガソリンスタンド」であれば自家発電設備を備えているため、災害時に施設に被害がなければ燃料を給油することが可能です。

 ただ、いうまでもなく、有事の際は緊急車両の給油が優先されます。筆者自身、東日本大震災直後、給油に3時間ほどかかったことがありました。それ以来、ガソリンはできるだけ満タンかそれに近い状態を維持するように心がけています。

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