この記事をまとめると
■街なかで反対車線を少しだけ逆走して店舗や右折レーンに入るクルマを見かける
■たった数メートルでも逆走は交通違反で検挙される可能性がある
■「逆走」と「右側通行」は同じ扱いとされている
反対車線に飛び出してちょっと逆走……からの入店の是非
「あと少しで行けるのにクルマが数台いて進めない」という状況を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。このような状況のときに、対向車が来ていないなどの理由で対向車線にはみ出して右折車線に入ったり、路肩を通って左折車線に入ったり、店舗・駐車場に入ったりする運転者を見かけることがあります。この、わずかな距離のはみ出しは問題ないのでしょうか? 今回は、あと少しで行けるときのはみ出し走行について考察します。
よくある数メートルの逆走
右折車線に入ろうとしているときや店舗・駐車場に入りたいときなど、「あと数メートル前に行ければ……」や「クルマ数台分で入れるのに……」という場面に出くわすことはありませんか? このようなとき、前が進むまで待つ運転者と対向車線や路肩などにはみ出して走行して目的とする場所に入る運転者の2パターンを見かけます。
あなたはどちらの運転で目的地へ向かいますか?
ここで紹介した実例の場合は、前が進むまで待って、適切な時期になったら進路変更や右左折するのが法律上の正解となります。しかし、現実の交通社会では、右側や左側にはみ出して数メートル走行する様子を見かけることがあります。これは違反にならないのでしょうか。