最後に紹介するのは輸入車として希少なフルハイブリッドモデルの1台となる、ルノー・ルーテシアE-TECH FULL HYBRIDだ。E-TECHは日産e-POWERとは異なる2モーター+1.6リッターエンジン(91馬力、14.7kg-m)側4速、モーター(36馬力+20馬力、20.9kg-m+5.1kg-m)側2速のドグクラッチトランスミッションを介する輸入車NO.1の25.2km/Lの燃費性能を誇るハイブリッドシステムを搭載。
そもそもルーテリア自体が低重心感覚溢れる運転感覚、素晴らしくスムースに吹き上がるエンジンのもち主(1.3リッターターボモデル)だったが、E-TECH FULL HYBRIDモデルは低中速域ではさすがのフルハイブリッドモデルのエコ感もある走行感覚が特徴的ではあるものの、エンジンが主体となる高速域でのドグクラッチトランスミッションによる加速フィールの気もちよさは格別。つまり、ベース車の走りのよさと輸入車NO.1の好燃費を両立しているのがルーテシアE-TECH FULL HYBRIDということだ。ハイブリッドモデルで好燃費さと運転の楽しさを味わえるクルマでも、国産車は嫌……という人にぴったりではないだろうか。