
この記事をまとめると
■いままでの車検はロービームで通らなかったらハイビームで再度チェックできた
■2024年8月1日から指定された年式のクルマはロービームのみでしか検査が受けられない
■延期の措置が2年延長されている地域もあるのでそちらで車検を受ける方法もある
公道を走るためにはロービームの計測に合格しなければならない
公道でクルマを走行させるために必要な車検では、当然ながら安全にクルマが走行できるかどうかのチェックを複数の項目に渡って実施している。
なかでもヘッドライトは、夜間など暗いシチュエーションで走行するときに重要な要素であるため、光量はもちろんのこと、ほかの交通を妨げないように光軸や色などの項目が定められている。
このとき、ロービームを使用して計測するというルールが平成27年9月1日以降、実施されているのだが(平成10年9月1日以降に製作された車両が対象)、全面施行に向けた過渡期の取り扱いとして、ロービームでの計測が困難な一部の車両に対しては、ハイビームに切り替えての計測でもOKとしてきた。
この過渡期の扱いが2024年8月1日で見直しとなり、ロービームで基準不適合の車両は、ハイビームでの再検査を実施しないことになったというのである。
では、ロービーム検査で基準不適合にならないためにどんなことができるのだろうか?