日本の新興メーカーも虎視眈々と商用EVで勝機をうかがう
完成車展示では新興BEVメーカーとなる「EVモーターズジャパン」もブースを構えていた。まだ発売されてはいないものの、物流車両として2トン積みとなる「E2」を展示していた。
E2は準中型免許が必要となるのだが、1トン積みとなる「E1」では普通免許で運転することができる。ちなみにこのEシリーズはバンスタイルを採用しており、荷物だけを積むのではなく、窓のないパネルのみのスライドドアにガラスをはめ込み、室内に座席を設けることでバスとしても使うことができるとのこと。
現状のコミュニティバスで使われる車両よりさらにサイズが小さくなり、しかもBEVなので、より住宅地の奥での運行も可能ではないかとの話であった。
エルフやデュトロ、キャンターといったモデルは新興国だけではなく先進国でも需要の多いクラスで日本車の得意分野でもあるので、トラックのなかでもとくにBEV化が進んでいるように見えた。
また、トラックショーに出展していた某日系ブランドのタイヤメーカーではBEVトラック向けのタイヤを展示していた。
用品メーカーでもすでにBEVに特化した用品に商機ありと睨むほど、日本でも商用車ではBEV化が前向きに進んでいるように見えた。