この記事をまとめると
■「TRANSPOTEC LOGITEC2024」が開催
■脱炭素が大きなテーマとして掲げられていた
■ヨーロッパの最新EV&エコトラック事情を紹介
ダイムラートラックは次世代モデルを展示
イタリアで開催された欧州最大のトラックの見本市TRANSPOTEC LOGITEC2024(トランスポートロジテック2024)から、欧州でのトラックの環境対策の進捗ぶりを紹介しよう。今回のショーでも脱炭素は大きなテーマとして掲げられている。このあたりはダイムラートラックがもっとも積極的な印象だ。すでにEVトラックのeアクトロスが販売されており、今回のショーでは最新型のeアクトロスのほか、次世代モデルとして600kmの航続距離を誇るeアクトロス600を展示していた。
ルノートラックスもボルボグループとなったことや、パリなどでは騒音規制で電動車両しか走行できない時間帯があるなど、電動化を進める圧力が高いこともあるのだろう。今回はバッテリーEVの大型トラックを展示して環境性能の高さをアピールしていた。
イヴェコはCNG(圧縮天然ガス)を燃料にした、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンよりも環境負荷の少ないトラックを実用化していて、小型トラックから大型トラックまでCNGやEVトラックを幅広くラインアップしている。