新型モデルの走りと動向に要注目 かつてTOYOTA GAZOO RACINGは2014〜2015年のニュルブルクリンク24時間レースに「LFA code X」を投入。LFAをベースに次期モデルの技術開発を行っていたが、おそらくHIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPTもWRX S4をベースにしながら、次期モデルに繋がる技術開発が行われることになるのだろう。
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同モデルのターゲットは引き続きST-Qクラスで、エンジンは2400ccのターボユニットを搭載。当然、使用燃料はCNFで「カーボンニュートラルへのチャレンジはNA(自然吸気)よりターボのほうが圧倒的にハードルは高い。それに環境規制や排ガス規制などでも難しい技術的課題がありますが、それを諦めずに“スバルといえばターボ”をお客さまにお届けしたい」と本井代表は語る。
ちなみに現在、全日本ラリー選手権のJN1クラスには新井敏弘選手がWRX S4で参戦しているが、スバルは全日本ラリーにもエンジニアを派遣して開発を行なっているようで、本井代表は「新井選手とじつは同じ年齢ということもあるんですけど、せっかく新井選手がラリー活動をやっているので、こちらでもエンジン開発を行っています」と語る。
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駆動系に関しても「現在、世に出ている技術に近いもの」とのことで、ノーマルに近い仕様のようだが、今後はAWDの制御を含めて開発を行っていく予定で、「これからスバルが出していくZEV(電気自動車)についても、この定義が活きるような技術を開発していきたい」とのとこ。
このスバルの新型モデル、HIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPTのデビュー戦は7月27〜28日に開催される第3戦のオートポリスになる予定。ST-Qクラスはもちろんのこと、ST-2クラスの4WDターボ車両との比較も気になるポイントとなるだけに、新型モデルがどのような走りを見せるのか、その動向に注目したい。