できなきゃMTに乗る資格ないぜ……なんていわれた時代もあったのよ! いまや不要なものもあるMT車のテクニック3つ (2/2ページ)

昔のクルマはこれをやらないとギヤが入らなかった

 最後にダブルクラッチ。これは還暦以上のドライバーか、少し前のバスの運転手さんが使っていたテクニック。

 シンクロが弱っていて、シフトチェンジの度に、ギヤが鳴くようなときに使う操作だ。

シフトアップ時(2速→3速)
①クラッチを踏む
②シフトレバーを2速からニュートラルの位置へ
③ここで一度クラッチをつなぎ、再度クラッチペダルを踏んで
④3速に入れ、クラッチをミート

シフトダウン時(3速→2速)
①クラッチを踏んでシフトレバーを3速からニュートラルへ
②クラッチをつなぎ、アクセルを軽くひと吹かし
③クラッチを踏んでシフトレバーを2速へ
④クラッチをミートさせる

 こうすれば、シフトが渋く、入りづらいクルマでもシフトチェンジがスムースにできるはず(真冬の朝イチなどには有効)。

 しかし、走り出してしばらくたって、ミッションオイルが温まってきても、ギヤの入りが悪いようなら、ミッションオイルの交換か、ミッションのオーバーホールを考えた方がいい!?


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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