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フォーミュラもGT500も乗った百戦錬磨のレーシングドライバーでも難しい! ドラテクだけじゃ闘えないラリーの奥深さとは (1/2ページ)

フォーミュラもGT500も乗った百戦錬磨のレーシングドライバーでも難しい! ドラテクだけじゃ闘えないラリーの奥深さとは

この記事をまとめると

■全日本ラリー選手権の第4戦「ラリー丹後」が5月10〜12日に開催された

■JN5クラスにホンダ・フィットで参戦の谷川達也選手は現役レーシングドライバーとしても活躍中

■ラリー3戦目となる谷川選手は「ラリー丹後」のJN5クラスを7位で完走した

ホンダ・フィットで全日本ラリー参戦中

 全日本ラリー選手権・第4戦「ラリー丹後」が5月10〜12日、京都府京丹後市を舞台に開催。既報のとおり、シュコダ・ファビアR5を駆る新井大輝選手が今季2勝目を獲得したが、それと同時に注目を集めていたのが、JN5クラスにホンダ・フィットで参戦した谷川達也選手だ。

 当サイトの読者の方には、この名前を聞いても「?」と思っている方もいるかもしれないが、谷川選手はバリバリのレーシングドライバーで、1993年のFJ1600(鈴鹿)でチャンピオンを獲得したほか、1995年には全日本F3選手権にデビュー。さらに1996年より全日本GT選手権のGT500クラスにトヨタ・スープラで参戦を開始し、1997年には2勝をマークした。その後も、1999年からはクスコ・レーシングのインプレッサでGT300クラスに参戦するほか、スーパー耐久にも参戦するなど、国内の主要カテゴリーで活躍。2024年も富士24時間レースに参戦するレーシングドライバーとして活躍しているが、その一方で、ラリー競技にも挑戦してきたという。

「レースは30年以上やってきたんですけど、ラリーは3戦目です。京都のチームから誘われたことがきっかけで、京丹後を舞台にした地方選手権に参戦して、2020年のラリー丹後で全日本ラリーにデビューしました。マシンはずっとフィットです」と谷川選手。

 さらに 「ずっとレースをやってきたんですけど、ラリーにも興味がありました。でも、実際にやってみると難しい。高速セクションだけなら、サーキットの経験を活かせるけれど、低速コーナーはクルマの動かし方も変わってきますし、ラリーの場合は砂利が乗ったりしてくるので、そのあたりの感覚がまったく違う。2020年のラリー丹後もそれでコースアウトして、レグリタイヤしているので、今大会ではリベンジしたいですね」とのことだ。

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