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雨だっ! ワイパーを……って全然拭けないじゃん! 出先でパニクらないよう梅雨入り前に必ず「ワイパーチェック」を実施すべし!! (2/2ページ)

雨だっ! ワイパーを……って全然拭けないじゃん! 出先でパニクらないよう梅雨入り前に必ず「ワイパーチェック」を実施すべし!!

この記事をまとめると

■梅雨を迎える前にチェックするべきクルマのワイパーを交換する方法を紹介

■何年も使い続けるとゴム表面が硬化してひび割れが発生する

■ゴムの交換時にガラスのメンテナンスを行うのも有効だ

ワイパーゴムは簡単に劣化する

 クルマで走っていると、どうしても雨のなかを移動しないとならないときがあります。その場合に欠かせないのがワイパーです。

 もし不意の雨に遭遇したときにワイパーが利かなくなったりしたら、視界に支障が出てしまい、運行が困難になるでしょう。たとえそれがワイパーゴムの不具合によるものだとしても、交換するには新品を買いに行かないとなりません。

 これから訪れる梅雨の季節にそんな状況に陥ってしまうと、晴れの日を待って買いに行こう、なんていっているうちにかなりの時間が経ってしまうでしょう。

 そうならないように、予防策としていまのうちにワイパーのゴムだけでも交換しておきたいですよね。ここでは、自分でできるワイパーゴムの交換の方法を紹介していきましょう。

■ワイパーの役割

 ワイパーの役割は、言わずもがな窓ガラス表面に付いた水滴を除去することです。

 もしワイパーに不具合が出てしまうと、前述のように視界に支障が出て運転が困難になります。ひどい場合は視界が妨げられ、運転不能になることもあり得ます。

「急にワイパーが壊れることなんてあるの?」という疑問も大いにあるでしょう。中古車を購入してきて初めてワイパーを使ったときにワイパーゴムがモゲて窓ガラスを一切拭き取ってくれなくなったことを経験してからは、十分あり得ることなんだと実感しました。ちなみにそのときは夕立の激しい雨だったので運行が困難になり、雨が止むまで動けませんでした。

 たまに道路脇に細長い金属の板が落ちているのを見かけたことがある人も少なくないと思います。あれは劣化したワイパーのゴムから、なかの芯(板バネ)が脱落したものだそうです。自身でワイパーゴムの損傷を経験してからは、「アレはコレだったのか……」と妙に納得してしまいました。

■ワイパーゴム劣化の原因

 ワイパーゴムを触ったことがある人ならなんとなく実感していることと思いますが、ワイパーゴムは先端が細くなっていて窓ガラスにフィットする繊細な形状をしています。端からグイッと裂けるチーズの要領で引っ張れば簡単に裂けてしまいそうなくらいの繊細さ、なんならちょっと頼りないくらいのカタチをしています。

 とはいっても通常の使用であれば、温度差の大きい日本の北から南まで問題なく使用できる耐久性はもっています。

 しかし、ゴムは劣化します。あの頑丈を絵に描いたようなタイヤでさえ、何年も使い続けていると表面が硬化してひび割れが発生してきます。

 劣化の原因はいろいろありますが、いちばんの原因は紫外線です。紫外線がゴムの分子を壊すことで表面から硬化が始まります。ゴムにとって硬化は致命傷ですので、そのまま放置すると破断してしまいまうのです。

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