お米を運んで東北から北関東をぐるり1周! トラックドライバーの仕事に2日間密着した!! (2/2ページ)

トラックドライバーのお仕事見聞録

 航海初日は、朝早くに宮城県大﨑市の会社に出勤。事務所に同社のドライバーが集まり点呼。血圧とアルコ―ルチェック。運行前点検を行い、いざ出発。最初の目的地は山形県寒河江市へ。同地にあるせんべいメーカーへ米菓用白米を納品。続いて同県高畠町の米穀専門商社にて米を1時間弱で積み込み完了。一路茨城県潮来市を目指して国道4号線を南下。

 途中16時頃、福島県大玉村にあるナオキさんお気に入りのラーメン店にて遅めのランチ。19時半頃には茨城県の「道の駅ひたちおおた黄門の郷」で会社規定の30分休憩をとり、22時前には同県潮来市にある翌朝の荷降ろし倉庫に到着し、トラックキャビンの寝台で眠りについた。

 2日目は7時半ごろに始動。潮来市の米卸売会社で納品。9時半ごろに荷降ろし完了し、帰り荷の積み込み先がある同県東海村を目指す車内で朝食を取る。11時半頃到着した東海村での帰り荷は茨城県産の大豆。納品先での荷降ろしをスピーディに行えるようパレットを敷いて積み上げた。

 北上を続け、16時前に同県日立市のラーメン店で遅めの昼食。さらに国道6号線に乗って北上を続け、19時過ぎに休憩を取った。20時半ごろ福島県相馬市を通過し、翌朝の荷降ろしに備え、ナオキさんは社へと帰還した。

 今回の運行に見られるように、多くの運送会社では法令を遵守し、ドライバーに過度な負担が強いられないよう配慮されている。トラックのキャビン内で休憩や睡眠を取る運行内容であっても、同社のようにトラック用エアコン室外機を装備してあれば心強い。待ち時間や休憩時間はアイドリングストップしても快適に過ごせるエコ仕様を採用するなど、労働環境は改善されている。パレットでの積み込みであれば、体力に自信のない人でも可能な職業だ。

 好きな乗り物に乗って収入を得る、そんな稼業に身を置いてみるのはいかがだろう。


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