この記事をまとめると
■建設機械とは土木・建築などの工事現場で使用される作業車両
■ブルドーザー・クレーン車・ショベルカーがその代表例だ
■建設機械を運転する際、必要となる免許について解説
建設機械の車両分類は「特殊自動車」
建設機械とは土木・建築などの工事現場で、作業車両として使用される機械全般のことをいう。ブルドーザー・クレーン車・ショベルカーがその代表的なものだ。小型・中型車両は道路工事などで見かけることも多いが、大型のものは閉鎖された現場で使用されることが多く、なかなか目にする機会がない。自動車にはない魅力があるので、一度運転してみたいと思う人も多いようだ。
建設機械の車両分類は「特殊自動車」になる。これは、特殊な用途(単純に走行するだけではなく、何らかの特殊な作業を行う車両)のために特殊な形をしている車両という意味だ。具体的な定義は、道路運送車両法と道路交通法の各々によって違いがある。前者は公道を走る車両という観点で制定されており、後者は公道を安全に走行するという視点に立つ。すなわち、公道を走らない建設機械はどちらも適用外になるのだ。
運転するための免許に関係するのは、道路交通法である。運転免許の種類には普通免許・大型免許などがあるが、同様に小型特殊(一定の大きさ以下で、速度が15km/h以下の特殊自動車)免許と大型特殊免許(小型特殊自動車に該当しない特殊自動車)が存在し、該当する免許を所持していなければ公道の走行はできない。
これらは独立した免許で、小型特殊免許のみを所持する場合、小型特殊自動車だけを運転することが可能になる。大型特殊免許は運転可能範囲が少し広がり、大型特殊自動車・小型特殊自動車・原動機付自転車を運転することができる。ただ、一般的には普通・中型・準中型・大型免許取得者が合わせて取得する場合がほとんどのようだ。