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日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは (2/2ページ)

日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは

この記事をまとめると

■いまキャンピングカーが人気を集めている

■トラックベースのキャンピングカーも存在する

■キャンピングカーの作り方について解説する

トラックベースのキャンピングカーはキャブコンと呼ばれる

 キャンピングカーとひと口にいっても、その仕様は大きくわけて4つある。ひとつ目は軽バンやハイエースなどのバンタイプのボディをそのまま活かし、内装をキャンピングカーとして仕上げたバンコン(バンコンバージョンの略)。

 これはバンの機動性とキャンピングカーとしての実用性を兼ね備えたもので、価格面でも手頃になることから、キャンピングカー市場でも主流となっている。

 ふたつ目はトラックのボディをキャンピングカーとして架装したキャブコン(キャビンコンバージョンの略)。トラックのキャブとキャンピングカーのボディを一体化したもので、室内の空間が広く、余裕で立てるだけの高さもあるから、キャンピングカー内で長時間過ごすのも快適。たちまち人気のキャンピングカーとなった。バンコンのユーザーが憧れる、日本のキャンピングカーユーザーの理想とも思えるスタイルだ。

 さらに、マイクロバスなどの大きなボディを使って広い室内空間をキャンピングカーにしたバスコンもある。これが3つ目のキャンピングカーだが、いかんせんボディが大きすぎて機動性はかなり低く、走れる道路や駐車スペースなど制約も多い。

 また、キャンピングカーをトレーラーにして、SUVなどで牽引するスタイルもある。これが4つ目の仕様で、日本では少数派だが、キャンピングトレーラーも昨今のブームで増えている。ピックアップトラックの荷台部分に載せて使うキャンピングカー(通称トラックキャンパー)も、トレーラーに近い部類だ。

 キャブコンは広くて快適だが、ハイエースなど日本に合ったベース車両もあることから、日本で主流となっているのはバンコンとキャブコンという訳なのである。キャブコンはトラックがベースといっても、街を走るトラックから荷台を取り去ってキャンピングカーとしてのボディを仕立てる訳ではない。それでは無駄になる部分が多すぎるのだ。

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