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雨だと事故率が5倍にもなるってマジか! 梅雨入り直前「身を守るため」に実践したい「雨の日ドライブ」の準備と注意点 (2/2ページ)

雨だと事故率が5倍にもなるってマジか! 梅雨入り直前「身を守るため」に実践したい「雨の日ドライブ」の準備と注意点

この記事をまとめると

■雨の日の運転で注意するべきポイントを紹介

■窓の曇りや歩行者の雨具への注意も必要だ

■運転する前にすると運転操作のミスを防げる手法も解説

雨の日こそ慎重な運転が重要

 毎年、5月を過ぎると沖縄や九州南部あたりから順に、6月中旬くらいまでの間で梅雨入りが始まりますね。来る日も来る日も雨が降って、ちょっと憂鬱になってしまうかもしれませんが、そんな雨の日の移動にはやっぱりクルマが便利です。

 でも雨の日って、じつは1時間あたりの交通事故件数を晴れの日と比較すると、約5倍にも増えてしまうってご存じでしたか? とくにスリップ事故と視界不良による建物やガードレールなどへの追突が多いそうですが、いったいどんなところに注意して運転すれば雨の日も安全に走れるでしょうか。

 まずはとにかく、良好な視界を確保すること。これは事前の準備が大切で、フロントガラスとドアミラーに撥水コーティング剤を塗っておいたり、ワイパーが正常に作動するかをチェックし、ワイパーのゴムが劣化していたら交換を。フロントガラスは、内側も汚れがちなので拭き掃除をしておきましょう。

 そして走行中は、エアコンのA/Cボタンをオンにし、外気導入を上手に使ってガラスが曇らないように注意を。地下トンネルに入った途端に窓が真っ白に曇ってしまうなど、急な変化にはフロントガラスの曇りを急速に取ってくれるデフロスター、リヤガラスの曇りを取ってくれるデフォッガーのスイッチを押して対処します。

 普段から、これらのスイッチがどこにあるのか、確認しておくといいですね。さらに念のため、汚れていない雑巾やタオルなど、いざというときに曇りや水滴を拭き取ることができるものを車内に常備しておくと安心です。

 次に、雨の日に運転する際には、傘をさして歩いている歩行者や、レインコートを着ている自転車の視界も悪くなっていることを頭に入れて、「相手がクルマに気づいていないかもしれない」という前提でいつも以上に注意することが大切です。

 フードをかぶっていると、後ろを向いても見えないことが多く、雨音などでクルマの音も遮られてしまいます。歩行者や自転車、まわりのクルマに自分の存在を知らせるためにも、雨の日は昼間でもヘッドライト点灯を。必要に応じて、クラクションで注意をひいたり危険を知らせましょう。

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