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道路脇で見かける「坊主頭で走る男の子」! こう見えて御年50歳の「飛び出し坊や」誕生の秘密 (1/2ページ)

道路脇で見かける「坊主頭で走る男の子」! こう見えて御年50歳の「飛び出し坊や」誕生の秘密

この記事をまとめると

■「飛び出し坊や」がどんなものでどんな歴史があるかを紐解く

■1973年に滋賀県で初めて設置されて全国に広がっていった

■全国各地で変化を遂げた「飛び出し坊や」はさまざまなバリエーションが生み出されている

全国各地に生息している「飛び出し坊や」

 みなさんは、「飛び出し坊や」という名前を聞いたことがあるでしょうか?

「飛び出し坊や」を読んだそのままに姿を思い浮かべると、郊外の住宅街の脇道からボールを追いかけて飛び出してくるヤンチャな子どもかなと思いますが、その「飛び出し坊や」という名前は、そういうキケンな飛び出しをしてくる子どもたちの総称ではなく、そんな飛び出しの可能性をドライバーに伝えて注意喚起するための看板のことを指すそうです。しかも、どうやらこれも総称ではなく、とあるスタイルの看板の固有名詞なんだそうです。

 ここではその「飛び出し坊や」がどんなものなのか? その歴史についても触れながら紐解いていきましょう。

■「飛び出し坊や」ってどんな看板?

 看板といっても店や商品のアピールをする一般的に見かける四角いものではなく、どちらかというとバイパスなどでよく見かけるパトカーの形に切り抜かれたボード状のアレに近いものです。

 少し郊外寄りの住宅地をとおったときに、路地の角やガードレールの切れ目に子どもの形に切り抜かれ、「キケン!」「飛び出し注意」などと書かれたボード状の立て看板を見かけたことがあると思います。

「飛び出し坊や」はあの立て看板の一種、というよりあのテの看板のルーツといっていい存在のようです。

 坊主頭のまん丸顔に丸い黒目と低い鼻と一文字の口という顔、赤いシャツに黄色いズボンというビビッドで目立つ服装で走っている姿の立て看板は、それを意識しながら走っていると、けっこういろんなところで見かけるほど普及しています。

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