誰と話してんのかと思ったらクルマかよ! クルマ好き同士ですらなかなか理解されない謎のこだわり6選 (2/2ページ)

日常生活もクルマ漬け!

●街なか&駐車場に停まっているクルマを観察

 お金がかからず、さらにどんなクルマに会えるかわからないというワクワク感。ウォーキングを兼ねれば適度な運動にもなるし、クルマ好きにとって、これほどのコスパ&タイパの良い時間の使い方はないかもしれません。超レアなクルマに遭遇したり、昔所有していたクルマと同じモデルに再会したり。

 それだけでも「今日は運のいい日だ!」と思えてしまう。筆者自身、ある年のお正月休みがあまりにもヒマで、都内某所を歩いてカーウォッチングをしていたら、ブガッティ・ヴェイロンが目の前を走り去っていって驚いた記憶があります。

●毎週必ず洗車をする

 人それぞれ、日々の生活のなかでさまざまなルーティンがあると思いますが、週に1度の洗車をノルマにしているクルマ好きも少なくないのでは? 休日の朝イチは起きたらまず洗車。あるいは休日のシメの儀式として洗車。

 とにかく週に1度は愛車を洗車してあげないとどうもモヤモヤする。心が落ち着かない。もしも休日が雨だったら? クルマ好きにとってのバイブル「雨の日には車をみがいて(五木寛之著)」を読んで過ごす時間もオツなものです。

●クルマに名前つける

 オーナーインタビューをしていると、他人にはいわないだけでじつはこっそり愛車に名前をつけている人に遭遇します。ボディカラーにちなん名前だったり、初恋の相手や元カノ(元カレ)だったり。名前をつける行為とセットで「愛車に話し掛ける」クルマ好きも案外多かったりします。エンジンを掛ける前に「○○○、今日もよろしく!」とか「○○○、今日も楽しかったね」などなど。

 本当に不思議なもので、こういった惜しみない愛情を注がれたクルマって、いざというときにオーナーを助けたりするもんなんですよね……。

●まとめ:こだわりは基本的に理解してもらえないと思うべし?

 いずれも、クルマには興味がない一般の人には理解不能であり、なかにはドン引きするようなこだわりも含まれています。自己満足で楽しんでいる分にはいいけれど、こだわりの度が過ぎると「拘泥(こうでい)」といったネガティブなイメージに転じてしまうこともあります。あれこれとこだわっていられるのも、じつは周囲の理解があってこそ。その点を肝に銘じておきたいところです。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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