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たかが色! されど色! クルマのボディカラーが下取り査定に影響する理由 (2/2ページ)

たかが色! されど色! クルマのボディカラーが下取り査定に影響する理由

この記事をまとめると

■ボディカラーによってクルマの下取り査定額が変わることがある

■ホワイトやブラックといったモノトーン系のボディカラーは人気が高い

■市場の状況次第では変わったボディカラーが人気になることも

好みがわかれるようなボディカラーは査定価格にも影響を及ぼす

 クルマに長く乗っていれば買い換えを何度か経験していることでしょう。その場合に古いほうのクルマはどうしていますか?

 新車に乗り越える場合はディーラーで下取りに出してその売却代金を新車の購入にあてている人が多いのではないでしょうか。それ以外の乗り換えの場合は、中古車販売店や買取専門サービスに買い取ってもらうという方法になるでしょう。

 そして、買取の場合は、やはり「下取りよりも高く買い取ってもらえるかも……」と期待してしまいますよね。しかし、実際に査定してもらったら、期待に反してかなり低い結果だった、なんていうケースもあったりします。

 低い査定結果の要因はグレードだったり装着パーツだったり時期によるものだったりといろいろですが、ボディ色が原因だったということもあるでしょう。

 ここではボディ色がどれくらい査定に影響があるのかについて、ちょっと考えてみようと思います。

■ボディカラーによって査定に差が出るのだろうか?

 結論からいってしまうと、ボディカラーの違いと査定の価格にはそれなりに関係があります。

 そもそもクルマを買うときのことを考えてみましょう。グレードや装備、中古車なら走行距離や状態という要素に並んで、ボディカラーが条件に合わなかったら購入を踏みとどまる場合も大いにあるでしょう。

 中古車の買取査定では、売れやすいクルマ、あるいは高値で買ってもらえる見込みのあるクルマにより高額な査定を出しますが、逆に好みがわかれるようなボディカラーのクルマはすぐに買い手が見つかるとは考えにくく、高い査定額は出せないでしょう。

■人気の高い色と人気の低い色

 自動車ポータルサイトなどが発表したデータによれば、人気のランキングは以下のようになっています。

1位 ホワイト系
2位 ブラック系
3位 シルバー系
4位 ブルー系

 上位3つは綺麗にモノトーンで占められていて、ようやく4位でブルー系が入っているという様相です。

 これは見事に日本人のつつましやかな気質が表れているといっていいでしょう。ただし、このランキングでは色の系統で括ってしまっていますが、某ショップチャンネルの人気女性MCがいっているように、同じホワイト系のなかでも数え切れないくらいのカラーバリエーションが展開されています。周囲の調和からハミ出さないことを重視しながらも、ちょっとだけでも差はつけたいという意識が、これもまた日本人らしいと感じます。

 ちなみに、少し前の通説では、このランキングは上位3つが3年くらいのスパンで入れ替わる傾向があるといわれていましたが、いまでもそれが続いているようにも感じられます。

 逆に不人気の代表例として挙げられるカラーはレッド系、イエロー系、グリーン系などで、人気カラーの真逆に派手な色で占められています。とくに目に鮮やかな明るめで発色のいいカラーはなぜか敬遠されることが多いようです。

 ただこれも、派手さを抑えて中間色にしたり、淡くしたパステル調にしたり、逆にダーク系で落ち着きを加えたりすると(一般の)印象がよくなりますので、単に色のカテゴリーだけでは決め付けられません。

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