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ネット検索の結果は「スバル信者」よりも「GT-R信者」よりも「トヨタ信者」が多いってマジ!? クルマ界の「○○信者」をマジメに考えてみた (1/2ページ)

ネット検索の結果は「スバル信者」よりも「GT-R信者」よりも「トヨタ信者」が多いってマジ!? クルマ界の「○○信者」をマジメに考えてみた

この記事をまとめると

■特定のメーカーや車種には熱狂的なファンが一定数存在している

■ネットで「◯◯信者」と調べてみるとトヨタとマツダが圧倒的に多かった

■ネットでヒットした件数は「信者数の多寡」ではなく「他人が勝手に信者呼ばわりしているケースの多寡」である

信者が多いクルマはなんだ?

 クルマの世界には「◯◯マニア」と呼ばれる人や属性を多数輩出している存在がいろいろとあるが、なかにはマニアを超えて「◯◯信者」と呼ばれる人を大量に生み出しているブランドやクルマもある。そしてその場合の「信者」という言葉は、主には否定的というか嘲笑するニュアンスを伴って使われる場合が多いように思える。

 そもそも「信者」とは、手元の新明解国語辞典によれば「その宗教の宗旨を信仰する人」という意味のシンプルな言葉であり、そこに揶揄や嘲笑のニュアンスは含まれていない。

 WEB上の無料国語辞典であるgoo辞書が「意味その2」として挙げている「ある人物に傾倒して、その言説・思想などを熱心に信奉する人」という意味を採用するのであれば、そこには若干の嘲笑的というか「アツくなっちゃってる人、ゴクローサン」的なニュアンスを認めることはできる。だがそれにしたって、あからさまな嘲笑の意を含んでいるようには思えない。

 それなのになぜ、クルマ愛好家の世界では(まぁクルマ愛好家の世界だけではないかもしれないが)揶揄し嘲笑するニュアンスで「信者」という単語が多用されるのだろうか?

 まずは現状把握からである。クルマの世界ではどんなブランドまたはプロダクトにカギカッコ付きの「信者」が多いのか? 「◯◯信者」という単語をGoogleに入れ、ヒットした件数を比べてみることにしよう。

 とはいえ少し前まではGoogleで何らかのワードを検索すると「ヒット件数」が表示されていたのだが、2023年11月以降はヒット件数の表示が廃止されてしまった模様。そのため「なんとなくの目視」によってヒット件数の多寡を調べてみた結果が以下である。もちろんヒット件数を手動ですべて数えればいいのだろうが、ヒマな私も、さすがにそこまでヒマではない。

・トヨタ信者(というワード。以下同):かなり多い
・日産信者:意外と少ない
・GT-R信者:さほど多くない
・ホンダ信者:まあまあ多い
・VTEC信者:意外と少ない
・マツダ信者:かなり多い
・ロータリー信者:まあまあ程度
・スバル信者:意外と少ない
・三菱信者:「三菱自動車信者」というワードを加えても、かなり少ない
・スズキ信者:少ない
・ジムニー信者:さほど多くない
・ダイハツ信者:かなり少ない

 以上の結果を信者数(というかネットに上がったワードの数)が多い順に並べ変えると、下記のとおりとなる。目視によるテキトーな調査で申し訳ないが。

1位:トヨタ信者
1位:マツダ信者
3位:ホンダ信者
4位:ロータリー信者
5位:GT-R信者
5位:ジムニー信者
7位:VTEC信者
7位:スバル信者
7位:日産信者
10位:スズキ信者
11位:三菱信者
11位:ダイハツ信者

 同率1位となったトヨタとマツダは信者(というワード)がきわめて多く出現しており、3位のホンダ信者もまあまあの数。だがそれより下位の各ワードの出現数は、事前に予想していた数を大きく下まわった。とくに「ロータリー」や「GT-R」「VTEC」「スバル」あたりはけっこうな頻度で信者呼ばわりされているのでは? と思ったのだが、じつはそうでもなかったのだ。

 ちなみにスバルに関しては、スバル信者ではなく「スバリスト」というワードでの出現数のほうが圧倒的に多く、「スバル キモオタ」もけっこう多いが、予想よりは少なかった。

 また、余談になるが「スズキ信者」で検索すると、旧統一教会の信者問題を追及しているジャーナリスト「スズキエイト」さんに関連するサイトが数多く表示されて困った。そして三菱とダイハツは、なんとなくだが世間から無視されているような印象を受けた。

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