普通に走るし不具合もない……それでも車検に落ちるってナゼ? 見落としがちな検査項目9選+α (2/2ページ)

税金の未納でも車検にとおらない!

スプリングとマフラーの劣化

 ローダウンスプリングを入れているクルマは、スプリングのヘタリで車高が下がっていることがあるので要注意。へたってもバネレート自体は変わらないが、自由長は縮むので、最低地上高が足りなくなることも! マフラーも経年劣化で音量が増えたり、溶接部に穴が空いて排気漏れを起こしていることがあるので、定期点検を怠らずに。

シートレールの書類

 社外品のシートに交換しているクルマは、保安基準適合を証明するシートレールの書類も必携。また、2シーター以外で、シートの裏側の素材がむき出しになっているクルマは車検NG。シートバックプロテクターが必要になる。

ホイールの刻印

 保安基準をクリアしているホイールには、「JWL」もしくは「JWL‐T」の刻印が入っている。サイズ的には合法でも、これらの刻印が入っていない輸入ホイールだと、車検にとおらないことがあるので要注意。

警告灯

 メーターパネルの警告灯が、エンジンをかけても消えない場合は、車検不合格。逆にシートベルトの警告灯などは、シートベルトを未装着のときに点灯しないと不合格になる。

自動車税や反則金の未納

 クルマに問題がなかったとしても、自動車税や反則金の未納付がある場合は、車検を受けることができない。

その他

 タイヤの残り溝は、1.6mm以上ないとNG。そして、発炎筒も車内に積んでいないのは保安基準違反。発炎筒には有効期限があるが、有効期限切れの発炎筒は本来NG。

 また、純正のハロゲン球やHIDのヘッドライトは、アフターのLEDバルブに変えた場合、カットラインが綺麗に出なくて、車検で不合格になる場合がある。信頼できるメーカーの本基準適合品から選ぶこと。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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