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「ガス欠になっても燃料入れればいいだけでしょ?」は甘すぎる考え! じつはクルマも傷むし高速では違反だった (1/2ページ)

「ガス欠になっても燃料入れればいいだけでしょ?」は甘すぎる考え! じつはクルマも傷むし高速では違反だった

この記事をまとめると

■ガス欠はJAFの年間救助ランキングの上位に入るほど定番のトラブルだ

■もしガス欠を起こしたら惰性で路肩や非常停車帯に停めるようにする必要性がある

■ディーゼル車の場合はガス欠を起こすと再始動に手間がかかるケースが多い

ガス欠ってどんな症状?

 クルマというのは、内燃機関車であれば、どんな高性能車でも燃料がなければ動かない。だから燃料計がついているし、ご丁寧に、残量が少ないことを知らせてくれるエンプティランプまでついている(一部のクルマを除く)。

 それだけに、「ガス欠で動けなくなるなんてレアケースなのでは?」と思うかもしれないが、世のなかわりとおっちょこちょいな人は多いようで、JAFのGWの救援要請理由(2022年)をみてみると、一般道の7位、高速道路の2位がなんと燃料切れ!

 高速道路では、SAのガソリンスタンドが夜間休業しているところがあったり、80~100km以上ガソリンスタンドがない区間(なかには150km以上という区間も!)もあって、油断しているとじつは大変なことに……(高速道路でのガス欠は、「自動車の運転者の遵守事項」違反で、 反則金9000円=普通車、違反点数は2点)。

 ガス欠は燃料計の表示やエンプティランプを見逃さなければ避けられるトラブル。そのほかの予兆として、アクセルを踏んでも吹けなくなるといった症状もあるが、そうなったときはもう手遅れ。そうなった場合は速やかにギヤをニュートラルにして、惰性でクルマを安全な場所に移動させて停車させること。

 ちなみに、ガス欠になったとき車体を振ると燃料タンクの隅の燃料を吸って、息を吹き返すことがあるが、その程度では数kmも走り続けることはできない。ただ、坂道から平地に移動すれば、タンクの底の燃料を吸い上げ、もう少しだけ走れる可能性はある。

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