この記事をまとめると
■「メルセデス・ベンツ・スプリンター」は海外で送迎車として活躍している
■日本ではアルファードが海外の旅行客に重宝されるが、狭いとの声も出ている
■小さい車両が多いことから少人数で大型バスを貸し切るケースも増えている
海外ではメルセデス・ベンツの商用車がシャトルバスに
2024年3月末から4月上旬にかけて開催された、「第45回バンコク国際モーターショー」の会場内でメルセデス・ベンツブースを訪れたときのこと。BEV(バッテリー電気自動車)となるEQシリーズなど、魅力的なモデルが展示されているなか、今回は新型Eクラスが目玉として展示されていた。さらに、ブース内を歩いているとメルセデス・ベンツのLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)となる、「スプリンター」が置いてあった。セダンやクーペ、SUVに混じり、背の高い大きな商用車であるスプリンターはかなり目立っていた。
展示されていたスプリンターは、日本でいうところの「マイクロバス」のように架装されていた。ここ最近、メルセデス・ベンツブースではスプリンターの展示が目立っていた。東南アジア全体で見ても、メルセデス・ベンツはスプリンターの販売促進を強化しているように見えるので、その流れなのかなと考えている。
ネットで「MERCEDES-BENZ SPRINTER THAILAND」と検索すると、空港と宿泊ホテル間の送迎サービスのウェブサイトが多く出てくる。筆者は写真のような豪華仕様ではないものの、アメリカの空港近くにあるモーテルから空港までの送迎で、スプリンターバンに座席を設けただけのような「シャトルバス」に乗ったことがある。
じつはスプリンターは商用車ながら、ゴージャス度には差はあるものの、送迎などの「バスニーズ」も多いのである。