クルマ好きカスタムの定番「シャコタン」! じつは車高を下げるには4つの手段があった!! (2/2ページ)

車高調とエアサスによるローダウンもオススメ

3)車高調

 サスペンションごとアフター品に交換する方法。もともとショックの長さが短く、バネレートも高いので車高を大幅に下げることができるし、スポーティな走りも実現できる。

 また、車高調整式サスペンションという名称なだけあって、全長調整式であれば自由かつ、乗り心地を犠牲にしないで車高を変えられる。ネジ式だと乗り心地は犠牲になる傾向はあるが、ある程度は車高を変えられるので、こちらも好みの車高に設定できる。

 価格は10万円前後からあり、20万円くらいが主流。30万円を超えると高級な部類になる。

4)エアサス

 空気の力で車高を変えることができるもの。一般的には車高調にプラスして使うものが多い。もともと車高を低めにしておいて、段差を乗り越えたいときにコンプレッサーでエアを送ってエアバッグを膨らませ、車高を上げて段差を超える。超えたら再びエアバッグの空気は抜く、というものが一般的なエアサスだ。

 全部下げたままの走行は基本的にできない。エマージェンシーとして車高が上げられる機構として考えたほうが良い。

 車高調整の方法はざっくりと上記のような方法がある。あとは守ってもらいたいのは法律。最低地上高は法律で90mmと定められているので、それよりも車高を低くしてはならない。しかし、この最低地上高には灯火類がついてなければリップスポイラーなどは含まれない。ボディ下のフレームやメンバー装着ボルト、マフラーなどが90mm以上あれば意外とエアロ類は低くても大丈夫なこともあるので、きちんとルールを確認しておきたい。

 あとはウインカーやバックフォグランプの位置が、車高が下がると規定よりも低くなってしまって法律に引っかかることがある。これは86前期型のフロントウインカーなどが有名。これには対策があるので、車高を下げるならきちんと対処しよう。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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愛車
GR86/AE86/スイフトスポーツ(ZC33S)/CBR954RR
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