この記事をまとめると
■JAFが公認するレース以外のものは「草レース」とカテゴライズできる
■大小さまざまな規模で行われており、世界的に有名なレースも草レースの場合もある
■モータースポーツを体験するための入門としてはピッタリ
モータースポーツのとっかかりとしておすすめな「草レース」
草レースって何だろう? 似たような言葉に、草野球、草サッカー、草相撲、草競馬などがある。いずれも「本格的ではないもの」「粗末」「簡単」という意味で、「草」が使われている。要するにアマチュアが集って遊びでやる球技全般が「草●●」と思って間違いない。
また、「草レース」の対語を考えると「公式レース」「公認レース」が当てはまる。国内レースの場合、公認レースとはJAFのルールに則り、JAF公認サーキットで開催されるJAFの公認レースが「公式レース」「公認レースで」、逆にいえばそれ以外のレースは、すべて「草レース」にカテゴライズされる。
草レースは、メーカーやサーキットが独自に主催するものから、ショップ単位、あるいは走行会主催者、クラブ、サークルなどが開催するものまで大小さまざまあり、誰でも参加しやすいのが特徴。
JAF戦とは異なるにせよ、レギュレーションやクラス分けなどの基本ルールは確立されているが、比較的緩いルールで、アマチュアレーサーが中心に楽しめる、敷居の低さがひとつのウリ。「クラブマンレース」も同義語だといえる。
ナンバー付き車両で、ヘルメットとグローブさえあれば参戦できるような手軽なものもあれば、グループでエントリーできる耐久レースの草レースもある。軽自動車オンリーの草レースも盛んになりつつあるし、より本格的な草レースだって存在する。
あのニュルブルクリンク24時間レースなどは、新旧180台近いマシンが出走し、「世界最大の草レース」といわれるほど!
同じ草レースでも、いや草レースだからこそ、スケールやレギュレーションはピンからキリまであるが、モータースポーツ入門の第一歩として、チェックしてみてもいいのでは?